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【Tig溶接】トーチ部品【バック(トーチ)キャップ】はショート派?ロング派?

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【Tig溶接】トーチ部品 【バック(トーチ)キャップ】はショート派?ロング派?

 

Tig溶接のトーチ部品は溶接初心者にとっては,とっつきづらい要素の一つ。コレット,ガスレンズ,バック(トーチ)キャップ,タングステン,インシュレーターなど様々な部品で構成されており名前と部品が一致するまでに時間がかかる。

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今回は,その中の部品のバックキャップについて。バック(トーチ)キャップには2種類ありショートタイプとロングタイプがある。どっちを使いますか?ってハナシ。

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では,バック(トーチ)キャップについてみていこう。

【Tig溶接】トーチ部品 バック(トーチ)キャップとは?

トーチキャップとも言う。ショートタイプとロングタイプがあり,写真はロングタイプ。

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【Tig溶接】トーチ部品 ショートタイプとロングタイプの違い

長さがかなり違うのがわかると思う。これがショートタイプとロングタイプの差。長さは100mmほど違う。

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【Tig溶接】トーチ部品 バック(トーチ)キャップの役割

コレットと言う部品を押さえつけてタングステンを固定する役割とトーチ内の部品とアルゴンガスを封じ込める役割がある。

 

バック(トーチ)キャップが無いと溶接できないので,トーチ部品としては最重要部品。では,ショートタイプとロングタイプどう使い分けるのか?をみていこう。

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【Tig溶接】トーチ部品 ショートタイプとロングタイプの使い分け

工場ではショートタイプを主に使っているが,ロングタイプにも良いところがあるのでそれぞれの良いところを比べてみよう。

ハンドリングバランス締めやすさ値段
ショートタイプ
ロングタイプ

 

ハンドリングについて

ここでいうハンドリングとは狭いところでも使えるとか,ローリングしやすいとかそういう意味でハンドリングという言葉にさせてもらった。

 

ショートタイプはとにかく現場に強い。狭隘な箇所でもスッと忍び込めるし,ロングタイプより軽い分ローリングもしやすい。長時間の溶接だとちょっとしたことでも疲れに結びつきやすいので軽さは重要。ハンドリングは圧倒的にショートタイプがいい。

 

バランスについて

バランスとは,溶接中のトーチの重量配分のこと。

 

ロングタイプは長い分重いが,ガスレンズとの重量バランスが良く安定する。軽視しがちだがトーチのバック(トーチ)キャップを変えるだけで溶接しやすくなったり,しずらくなったりするので不思議だ。

 

ショートタイプを常用している人は一度ロングタイプも試してみてほしい。安定感ハンパないから。

 

締めやすさについて

締めやすさとは文字通りバック(トーチ)キャップの締めやすさのこと。

 

ショートタイプは溶接が終わってすぐに緩めようとすると,ネジがカジりやすい。短い分放熱が悪く冷めるのに時間がかかる。あと単純に短いのでロングタイプに比べると締めずらい。ロングタイプはしっかりと握ることができるので緩めやすいし,締めやすい。

 

値段について

ショートタイプがロングタイプよりもちょっとだけ安い。大きい工場ではこのちょっとの差が年間を通じて効いてくる。一人親方をしている人でもTigトーチ部品はバカにならない値段になるので,コスト面からショートタイプを選んでいる人も多い。

【Tig溶接】トーチ部品 バック(トーチ)キャップ 3つの注意点

バック(トーチ)キャップに関する注意点は3つある。

  1. タングステンの長さについて
  2. ネジ部の損傷について
  3. 格安品について

この3点には注意してほしい。ではそれぞれ解説していこう。

 

タングステンの長さについて

タングステンは長さが150mmある。それをそのまま使えるのはロングタイプのバック(トーチ)キャップのみ。ショートタイプにするとタングステンは半分に切断する必要がある。

タングステンを切断するには別途グラインダーなど切断工具が必要になるのでDIYでTig溶接を考えている人は,ロングタイプのバックキャップの方がいいかもしれない。

 

ネジ部の損傷について

溶接した直後は熱を持っているので,バックキャップを外そうとするとネジ部が焼き付いてカジり損傷させやすい。特にショートタイプは注意が必要。タングステンを取り出したいときは,バック(トーチ)キャップを,ちょっと緩めてガスレンズ側から取り出すようにしよう。

 

格安品について

ネットで売ってる格安品には粗悪品があり,安いのだがすぐにネジ部がダメになったりトーチ側のネジをダメにしたりしてしまう。バック(トーチ)キャップを購入するときは,ちょっと高くてもメーカー品(パナソニック,ダイヘン,ウェルドクラフトなど)を購入するようにしよう。

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まとめ

まとめ

トーチ部品のバック(トーチ)キャップはショートとロングがある。どちらも一長一短なので用途によって使い分けしよう。現場では狭いところが多いのでショートタイプが主流。

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