溶接の知識

【鋼板サイズの基礎知識】3×6(サブロク),4×8(シハチ),5×10(ゴットウ)とは?

鋼板サイズの3×6(サブロク),4×8(シハチ),5×10(ゴットウ)とは?

 

結論から書くと鋼板のサイズ(大きさ)で,

3×6(サブロク)は3尺×6尺のことで,寸法は910mm×1820mm

4×8(シハチ)は4尺×8尺のことで,寸法は1230mm×2430mm

5×10(ゴットウ)は5尺×10尺のことで,寸法は1524mm×3048mm

のこと。

 

今だに建設業界は古くからの「尺貫法」のサイズで鋼板やベニヤなどを表すことが多い。

 

現場ではいろんな「現場用語」が飛び交っていて,初心者にはわかりずらい。

鋼板サイズの3×6(サブロク)4×8(シハチ)5×10(ゴットウ)とかも現場用語の一つで初めて聞いたときは,なにを表しているかが分からなかった。

サイズのことと教えてもらった時は,「なんで今時尺貫法なんて使うんだ!」と思ったが慣れるとサブロクやシハチ,ゴットウを自然と使っていて一人前になった気がした

ただあくまでもサブロクやシハチ,ゴットウというのはサイズのみであって厚みや材質を表していないので,もうちょっと掘り下げて鋼板を解説していこう。

鋼板サイズの基礎知識 1尺って何cm?

「尺貫法」の元となってる1尺とは

1尺=30.303cm

3×6(サブロク),4×8(シハチ),5×10(ゴットウ)に,それぞれ30.303cmをかけるとメートル法の呼び方になる。

3尺×30.303cm=90.909≠91.000となり約910mmとなる。

6尺×30.303=181.818≠182.000となり1820mmとなる。

そもそも尺とは中国から伝わった計測方法で,手を広げたときの親指の先から中指の先までの長さを1尺とする身体尺だったらしい。

長さは約18cmくらいで、現在の1尺の6割くらいの長さだった。

明治になり日本独自の1尺=30.303cmに定められた。

鋼板サイズの標準(定尺)寸法とは?

鋼板は決まったサイズ(標準寸法)がある。

標準厚み(t)
1.2t 1.4t 1.6t 2.3t 3.2t 4.5t 6.0t 9.0t 12.0t 16.0t
19.0t 22.0t 25.0t 28.0t 30.0t 32.0t 35.0t 40.0t 45.0t 50.0t
幅×長さ(サイズ)尺またはmm
914×1829 1219×2438 1524×3048 1524×6096
3尺×6尺(サブロク) 4尺×8尺(シハチ) 5尺×10尺(ゴットウ) 5尺×20尺

このサイズは鋼板(SS400など),ベニヤ,合板,アクリルボードなど

 

現場では「エスエス(SS400鋼板のこと)のサブロクで4t!」とか「ベニアのシハチ!」とか言う使い方をする。

 

ステンレス鋼板はちょっと違うので注意してほしい。

ステンレス板 定尺

建設業界では現役の「尺貫法」

尺貫法は「しゃっかんほう」と呼び,建設業界では現役の計測方法。

だんだんメートルになってきてはいるが,現場の職人さんはほとんどが「尺貫法」で会話している。

「尺貫法」は,日本古来の計量法で長さが「尺」,質量は「貫」,面積は「歩」「坪」,体積は「升」も用いる。

 

「何故いまだに尺貫法??」といえば感覚的なもんらしい。

重さの単位のN(ニュートン)がしっくりこないのと似ている。

 

1寸,1間,1坪などの方が感覚的に理解しやすいから。

現場の職人さんに聞くとメートル法は正確でいいけど細かすぎるらしい。

 

住宅などは,かなり「尺貫法」が根付いているのではないだろうか。

一説によると日本人には「尺」とか「間」「坪」という単位で作られた住宅の方が,落ち着いたり過ごしやすいらしい。

1間(けん) 6尺=1.8182m
1坪(つぼ) 1歩=3.3058㎡
1寸(すん) 3.0303cm

あの世界のリーダーであるアメリカでさえメートル法を使っていない(ヤード・ポンド)ので,日本独自の計量法「尺貫法」も残っていってほしいとは思う。

まとめ

まとめ

3×6(サブロク),4×8(シハチ),5×10(ゴットウ)とは鋼板やベニヤ,合板のサイズ。尺を基準としており現場では現役の「尺貫法」の呼び方。

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