現場溶接ではフレキシブルトーチが必須な理由。
溶接トーチとは?
トーチは、ガス炎、ガスシールドアーク(炭酸ガス:CO2やアルゴン:Arなどのシールドガスによって大気から遮へいするアーク)、プラズマアーク(高密度の熱を発生させることができる機械的・電気的に収束されたプラズマ柱をもつアーク)などを利用して金属材料などの加熱、溶接及び切断を行うときに用いる先端器具のこと。
トーチは、その用途によって、ガス炎の場合はブローパイプ、溶接の場合は溶接トーチ、切断の場合は切断トーチと呼ばれる。
Tig溶接トーチとは
コレ↑↑↑のこと。
今回は,
現場溶接ではフレキシブルトーチが
必須な理由を記事にしたいと思う。
Tig溶接トーチにはフレキシブルトーチと固定トーチがある。
フレキシブルトーチは
こんなふうに
どっちでもフレキシブルに
ネック(首)の部分が曲げることが
できるトーチのこと。
固定トーチは完全固定。
値段が安価で工場では固定トーチが多い。
しかし!!
現場では圧倒的にフレキシブルトーチ使用率が高い。
理由をこれから説明していこう。
フレキシブルトーチ必須の理由① 狭隘部での溶接
狭隘部(きょうあいぶ)と読む。
狭隘部とは
面積などが狭くゆとりがないこと。また、そのさま。「狭隘な土地」
まさに現場溶接のこと。
配管と配管の隙間を溶接したり,
目でみえずらい箇所を溶接しなければならない。
そんな時に活躍するのが,
フレキシブルトーチ!
グイッと曲げたり伸ばしたり。
無理矢理でも狭い場所にトーチをねじ込む。
固定トーチだと完全固定なので
一定の幅しか溶接できない。
範囲も固定されてしまう。
狭隘部での溶接。
それはフレキシブルトーチの独壇場。
フレキシブルトーチ必須な理由② 「浮かし」溶接
狭隘部ではローリングできない。
現場では
「浮かし」溶接するしかない場所がほとんど。
そんな時に活躍するのが
フレキシブルトーチ!
ちょっと曲げてノズルの角度を調整し溶接する。
「浮かし」にはフレキシブル!
固定トーチで「浮かし」溶接は
指が間違いなくツル。
この格言は覚えておいてほしい。
「浮かし」にはフレキシブル!
フレキシブルトーチ必須な理由③ ローリングにも!
実はローリングにも
フレキシブルトーチは使える。
配管の真下から上がってくる時は
こんな感じで↑↑↑曲げた方が体勢が楽。
逆手もちする人もいるけど俺はコッチ派。
ローリングにもフレキシブル!
結局フレキシブル最強説!!
あらゆる状況下で威力を発揮する。
もうフレキシブルトーチを経験すると
固定トーチには戻れない。
まとめ
Tig溶接トーチには
・固定トーチ
・フレキシブルトーチ
がある。
現場溶接では
フレキシブルトーチが必須
理由① 狭隘部での溶接ができる!
理由② 「浮かし」溶接はフレキシブル!
理由③ ローリングにもフレキシブル!
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