被覆アーク溶接

【被覆アーク溶接】ウィービング溶接5つのコツと4つの練習方法

ウィービングが上手くなるには?

 

被覆アーク溶接ではウィービングの安定性は

技量評価に直結する最重要事項。

 

いかに安定してウィービングすることができるか?

が下手と上手の分かれ道。

 

ウィービングにはコツがあり,

コツを知り練習方法を知れば

上達スピードは上がる。

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今回はウィービングが上手くなるコツと

練習方法について記事にしたいと思う。

ウィービング溶接5つのコツ

ウィービングには5つのコツがある。

このコツを守れば誰でも綺麗なビードが引ける。

  1. ウィービング幅は棒径の4倍程度まで
  2. 両端で止め中央部は早く
  3. 手首は固定でヒジで左右に振る
  4. 電流を上げすぎない
  5. プール(溶融池)の形を維持する

一つ一つ解説していこう。

 

ウィービング幅は棒径の4倍程度まで

ウィービングの振り幅の目安。

例えば溶接棒が3.2Φの溶接棒の場合

3.2Φ×4倍=12.8mm

となる。

約13mmぐらいはウィービング幅をとっても大丈夫。

 

よく教科書では3倍程度と書いてあるが,

3.2Φ×3倍=9.6mm

N-2F,V,Pの試験片でも開先幅は11mm〜12mmあり

現状と合っていない。

 

ウィービング幅を取りすぎると

ブローホールやピット,溶け込み不良など

溶接欠陥につながるので注意して欲しい。

 

両端で止め,中央部は早く

基本中の基本だが,案外守られていない。

つい慌ててしまって止めるのを忘れたり,

リズムが狂って中央部で止まったり。

 

特に溶接姿勢が縦向きや天井だと

ビードの中央部が垂れ下がるので

ウィービング不良はすぐわかる。

 

なるべく平坦なビードが置けるようになるまで

反復練習をしよう。

 

手首は固定でヒジで左右に振る

ウィービングするときは手首は動かさない。

初心者のよくある間違いは手首だけで

ウィービングしてしまう。

 

手首でウィービングすると安定性に欠ける。

 

慣れてくれば手首とヒジ両方使いながら

ウィービングすればいいが,初心者の頃は,

手首は固定してヒジでウィービングするのを

オススメする。

 

安定性が増すしリズムを取りやすい。

 

電流を上げすぎない

電流を上げすぎると溶け込みはいいが,

ウィービングスピードが間に合わなくて

ビードの中央部が垂れ下がる。

 

両端でしっかり止まれるぐらいの

電流に調整しよう。

 

5A下げるだけでも落ち着いて

ウィービングできるはずだ。

 

プール(溶融池)の形を維持する

楕円形のプールの維持。

ウィービングでもストレートでも同じ。

 

プールの形を無視してウィービング

するとビードが8の字ビードになったり,

重なりが溶け込み不良になったりする。

 

あくまでもビードは1つの塊としたい。

ストレート(ストリンガー)と同じビード形状で,

幅だけ広いのがウィービングビードの綺麗なビード。

 

プールの形を意識してウィービングをすれば

仕上がりも満足のいくビードになる。

 

ウィービング4つの練習方法

ウィービングの練習方法は4つ。

  1. グラインダーで鉄板に切れ目を入れる
  2. 1,2,1,2とリズムを取る
  3. 5Aずつ電流を上げる
  4. 開先にポンチを入れ目安にする

一つ一つ解説していこう。

 

グラインダーで鉄板に切れ目を入れる

図の緑色の線みたいにグラインダーで

鉄板に切れ目を入れ目安にする方法。

 

ビード形状は無視でとにかく

ウィービング感覚を身につける。

 

最初は荒いビードで徐々に細かく。

ウィービング間隔でビード形状が

どう変わっていくかを練習する。

 

1,2,1,2とリズムを取る

両端で止まるときに実際に声に出す。

声と動作をリンクさせると体が覚えやすい。

 

これはスポーツ科学の分野でも

いろんなスポーツで証明されている。

【声出し練習に効果はあるのか?】スポーツで「声を出せ」と言われる本当の理由

声出し効果は

  1. 集中できる
  2. 腹圧がかかるので体が安定する
  3. 体が自然と動くようになる

 

ぜひ一度試してみて欲しい。

 

5Aずつ電流を上げる

最初は低いなと思う電流から

徐々に電流を5Aずつ上げていく方法。

 

電流を上げるごとにウィービングの

スピードが上がるので自分に合った速度を

つかみやすい。

 

しっかりと両端で止まれる速度がベストだが

溶接速度が遅いと効率も悪くなる。

 

実践レベルまでウィービング速度を上げる練習。

 

開先にポンチを入れ目安にする

ウィービングの振り幅の目安で

ポンチを打つ方法もある。

 

どうしてもウィービングの高さや幅が

安定しない場合にやってみるといい。

 

目安があればかなり楽に溶接できることに

気づくはず。

 

まとめ

ウィービングのコツ

  1. ウィービング幅は棒径の4倍程度まで
  2. 両端で止め中央部は早く
  3. 手首は固定でヒジで左右に振る
  4. 電流を上げすぎない
  5. プール(溶融池)の形を維持する

 

ウィービングの練習方法

  1. グラインダーで鉄板に切れ目を入れる
  2. 1,2,1,2とリズムを取る
  3. 5Aずつ電流を上げる
  4. 開先にポンチを入れ目安にする

 

被覆アーク溶接は

練習量=技量

となりやすいので反復練習を嫌がらず

行うことが重要。

 

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