現場監督と職人が喧嘩!【原因6つと対策3つ】イライラを回避せよ
現場監督と喧嘩しちゃいました…。
クソ忙しいのに追加作業言ってくるもんだから…。
先輩はどうやってイライラ回避してるんですか??
現場監督と喧嘩は,どこの現場でもよく聞く話だね…。
でも怒っても解決しないのも確かなんだ…。
25年以上建設現場で過ごしてきたから,原因と対策を解説するね!
本記事の内容は以下の通り
- 現場監督と職人が喧嘩【原因6つと対策3つ】
- 喧嘩の当事者になればなるほど損をする話【実話】
- 感情を制する者,現場を制す
この記事を書いている俺は「溶接歴25年超」の熟練溶接工。
保有資格は,JIS溶接技能者(TN-P,T-1P,N-2P,C-2P),溶接管理技術者2級,管施工管理技士1級。
要するに,現場歴が長い職人。
本記事は,現場監督と職人が喧嘩する原因と対策を解説した記事。
- 現場監督と喧嘩してしまった職人
- 職人と喧嘩してしまった現場監督
- 毎回,喧嘩騒ぎを起こしてしまう監督・職人
- なぜ現場で喧嘩を起きてしまうのか知りたい管理職の人
は,ぜひ参考にして欲しい。
現場監督と職人が喧嘩【原因6つと対策3つ】
先日,現場監督と職人の喧嘩について下記のようなツイートをした。
【現場監督と職人がケンカ】
監督と職人両方に当てはまりますね。
【原因】
1.言い方が横柄,偉そう
2.タイミングが悪い
3.後戻り(やり直しさせる)
4.段取り不足(物が無い)
5.人手不足
6.工事内容が明確でない(なんでも込み込み)【対策】
1.長期的視点
2.論理的に議論
3.時には怒ることも必要— Mac好きな溶接工@職人の概念をぶっ壊す! (@kaisyabaibai) July 3, 2021
【喧嘩する原因】
- 言い方が横柄,偉そう
- タイミングが悪い
- 後戻り(やり直しさせる)
- 段取り不足(物が無い)
- 人手不足
- 工事内容が明確でない(なんでも込み込み)
【喧嘩しない対策】
- 長期的視点
- 論理的に議論
- 時には怒ることも必要
25年以上現場に出続けて,いろんな現場監督と職人の喧嘩を見てきた(両方の立場として)が,原因と対策は上記に集約されると思う。
深掘りしていこう。
現場監督と職人が喧嘩する原因
1.言い方が横柄,偉そう
現場監督と職人は上下関係ではない。
お互いイーブンな立場。
コレを勘違いしている現場監督・職人はかなり多い。
とか
材料いつ入ってくるんや!今日中じゃねぇ〜とやらねぇ〜ぞ!
なんてセリフが現場では飛び交っているが,こういう言葉はどちらかが上,どちらかが下という思いから出てくる言葉だと思う。
ちょっと言い方変えれば喧嘩なんて起きなかったのに…ってことは多い。
2.タイミングが悪い
現場には,いらない一言をブチかます現場監督・職人が一定数いる(笑)
そのタイミング!?って感じの言葉。
いわゆる空気読めない君。
休憩とかいらんやろ??
とか
監督って楽っしょ?
なんて言葉を,とんでもないタイミングで放り込む輩。
疲れてる時,クソ忙しい時に言われると最高にムカつく(笑)
現場監督・職人と会話するタイミングって意外と重要。
3.後戻り(やり直しさせる)
後戻り(やり直し)は,現場監督・職人をぶちギレさせるに充分。
現場では,通称『巻き戻し』とか『ループ』とか言われている。
設定値変更になったんで,もう一回組み付け直して!
とか
組み付け部品残ったんでもう一回バラすよ〜(ドヤ顔)
なんて後戻り(やり直し)が頻発したら,絶対に修羅場になる。
後戻り(やり直し)は,生産性ゼロ。
モチベーションを根本からブチ切っていく。
『後戻り=喧嘩』の美しい公式が現場では成り立つ日も近いかもしれない。
4.段取り不足(物が無い)
現場監督や職人の段取り不足で作業がSTOPってことになると,確実に現場は険悪に(笑)
入ってくるの来週らしいよ(他人事)
とか
買い忘れたから今週は無理(なぜか強気)
段取りしてなかったから仕方ないよね〜♪とは現場は絶対にならない。
現場監督・職人ともに1日でも作業を早く終わらせて儲けを上げたい。
段取り不足は喧嘩への着火源となる。
5.人手不足
最近の建設現場は慢性的な人手不足(現場監督も職人も)。
それなのに仕事量は増える一方。
そんな時,
あの現場もよろしく〜(テヘペロ)
とか
早く立ち合い来いや!しょーもない会議しやがって。
とかお互いの立場で言い出すと喧嘩が始まる。
現場監督も職人も基本,暇な時間なんてない。
少子高齢化(作業員の欠乏),品質向上(書類の増加)の皺寄せが建設現場にも暗い影を落としている。
6.工事内容が明確でない(なんでも込み込み)
建設現場の注文書(仕様書)なんて,マジで適当。
例えば,
- 『工事に関わる必要な付帯作業・・・一式』
- 『詳細は別途現場にて指示する・・・その都度』
とか。
工事内容が明確でないもんだから,現場でコレは追加だ!いや追加じゃない!と始まる。
やらせたい現場監督とやりたくない職人と。
工事内容は明確にしておかないと喧嘩の原因になる。
現場監督と職人が喧嘩しない対策
1.長期的視点
なが〜い視点で物事を考えるのは現場作業で重要。
短期的に見たら損することでも,長期的に見たら得だったってことは現場には多々存在する。
長期的視点が必要な理由としては,
現場監督・・・業者をコロコロ変えると説明がめんどくさい,作業員との信頼関係構築など
職人・・・仕事を継続的に貰える,慣れた現場は納期が読みやすいなど
長期的視点から現場監督や職人と話すことを心がけよう。
ムカッときてもグッと堪えることができるはず。
短期的な視点ばかりで話しているとお互い生産的でない。
2.論理的に議論
プライドの高い現場監督や職人に多いのだが,とにかく感情的。
- 俺は聞いてネェ〜
- うちはそんなことできない
- ルールはルールだから
とか。
もうちょっと論理的に議論できないだろうか??
- 〇〇だから〇〇できない
- 〇〇だから追加料金になります
- 〇〇すると〇〇となります
できない理由,やりたくない理由を付け加えるだけで説得力が増す。
感情を一旦排除して理由を考える。
現場で一目置かれたいなら感情論は不要。
3.時には怒ることも必要
とはいっても,現場には論理的な議論ができる人が少ない。
いわゆる『知能指数ゼロ人間』。
そんな時は,キレていい。
現場監督だろうが職人だろうが,間違いは間違い。
立場は平等。
上でも下でもない。
時には怒り,立ち位置を明確にしよう。
【実話】喧嘩の当事者になればなるほど損をする話
何回も現場での喧嘩を目撃してきたが,基本,喧嘩当事者が損してる。
現場監督の場合
- 左遷
- 出世が遅れる
- 担当を外される
- 現場で誰も言うことを聞かない
職人の場合
- 仕事そのものが無くなる
- 現場に立ち入り禁止になる
- 業界での評判が広がる
上記のような立場に必ずなっていく。
喧嘩=感情のコントロールがきかない=管理能力・施工能力がない
喧嘩なんてしても一文の得にもならない。
自分を守るためにも喧嘩はなるべく避けよう。
感情を制する者,現場を制す
俺が見てきたできる現場監督や職人は感情が排除されてるかのよう。
まるでターミネーター。
黙々と目標をクリアしていく。
自分の価値を高めることに集中し,短期的視点で考えない。
『またあの人と仕事したい!』と思われるには感情をコントロールする必要がある。
現場監督と職人が喧嘩!:まとめ
喧嘩する原因
- 言い方が横柄,偉そう
- タイミングが悪い
- 後戻り(やり直しさせる)
- 段取り不足(物が無い)
- 人手不足
- 工事内容が明確でない(なんでも込み込み)
喧嘩しない対策
- 長期的視点
- 論理的に議論
- 時には怒ることも必要
喧嘩は『した者負け』。
感情をコントロールし論理的に議論しよう。
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