溶接工という職業

【重要】若手の職人が育たない原因10選【当てはまったら要注意!】

【重要】若手の職人が育たない原因10選【当てはまったら要注意!】

 

 

親方
親方

最近の若いモンはすぐに辞めるし,覚えが悪い!

 

若手の職人が育たない原因は何か?

育てるためにはどうすればいいのか,お前も一緒に考えろ。

 

溶接工
溶接工

は,はい。

自分の経験談,辞めていった同僚などの意見から,若手の職人が育たない10個の理由を紹介しますね。

 

親方
親方

生意気な…。

はよ教えろ。

 

本記事の内容は以下の通り

  • 若手の職人が育たない原因がわかる【10個ある】

この記事を書いている俺は「溶接歴25年」の熟練溶接工。

保有資格はJIS溶接技能者(TN-P,T-1P,N-2P,C-2P),溶接管理技術者2級,管施工管理技士1級。

要するにベテラン溶接工で溶接の専門家。

 

本記事は,若手の職人が育たない原因,すぐに辞めていく理由などを経験談や辞めていった同僚などから意見を聞きまとめた記事

※本記事は,溶接工の観点から書いているが職人という大枠で読んでもらっても問題ないはず。建設業や製造業などの若手職人が育たない原因の本質を突いていると思う。

若手の職人が育たない原因10選

先日こんなツイートをした。

上記ツイートの若手の職人が育たない原因をまとめると下記の通り

  1. 仕事を任せない
  2. 追い抜かれる恐怖から教えない
  3. ミスしたら大袈裟にする
  4. 書類が増えた
  5. 未来に希望がない
  6. やる理由を教えていない
  7. 練習させない
  8. 人によって言うことが違う
  9. 締め切りを言わない
  10. 成果を正当に評価しない

どれか一つでも,身に覚えがあれば要注意だと思う。

上記の10項目は,いつの時代でも通用すると思っており「育たない原因,辞めていく原因」の一つを担っているはず。

つまり,教える側に問題がある場合がほとんどってこと。

もう一度言おう,基本的に問題は「教える側」にある。

 

では,深堀していこう。

 

1.仕事を任せない

若手の職人は,

任せない信用されていない責任がないやりがいないおもしろくない

と受け取る。

 

当然,本人の技量がない場合任せられないのはわかるが,誰でもできる仕事すら,あーだこーだと指示を細かく出すのはうっとおしいだけ。

  • この仕事は任せていいよね?
  • 2回目だからやってみる?
  • 次,任すからしっかり見といてね!

などと声がけしてあげれば,若手職人のモチベーションも上がる。

 

仕事はチームでやるもの。

若手職人にも責任を持たせて達成感を持たせてあげることは,上司・先輩の重要な役割。

決して「お前は居てもいなくても一緒じゃ!」感を出してはいけない。

 

2.追い抜かれる恐怖から教えない

  • 後輩に席を譲るのが怖い
  • 自分が必要なくなるから教えたくない
  • 後輩が技を身につけそうで怖い
  • 自分より上司と仲良くなりそうで怖い

これじゃーいつまで経っても若手職人は育たない。

こんな情けない上司・先輩が実際存在するのも実社会の怖いところ。

 

後輩が育てば,

  • 自分がもっと別の仕事に挑戦できる
  • 感謝される
  • チームの効率が上がる
  • 自分が楽できる

といいことづくめ。

 

持てる技術の全てを教え,後輩とも正々堂々勝負するほうが結果的に自分のためになることを覚えておこう。

 

3.ミスしたら大袈裟にする

経験談で言えば,現場で起こるミスの過失割合は,

本人3:管理者7

の場合が多い。

 

管理者(上司や先輩)が,

  • 指示の理解度を確認しない
  • ポイントを教えていない
  • 経験談を教えていない
  • 急がせる

プロ野球でもプロサッカーでも,ミスしたら監督が責任をとる。

任命責任があるってこと。

 

しかし,大抵の現場では「ミスした本人」を長々と事情聴取という名目で説教する。

いつの間にか,ミスした本人も洗脳され全て自分の責任みたいに思い込む。

ミス長々説教挑戦しなくなる指示待ち族の完成

若手の職人が育たない原因は,ミスしたら大袈裟に説教されてしまうという未来を予想し行動をためらう点にある。

ミスした人に指示を出した管理者(上司・同僚)も同罪に扱うべき。

 

4.書類が増えた

ISO認証とか点検表とか計測工具管理表とか,最近の現場の書類はハンパない。

現場に出てる時間が,一昔前より格段に短くなってきている。

 

特に若手の職人は書類の提出や処理にパシリに行かされるので,結果的に現場で技術習得の時間が短くなってしまう。

書類書いてたら大事な箇所終わってるってやつ。

 

溶接初心者
溶接初心者

一日中,書類書いてました〇〇さんに言われて。

 

親方
親方

ふむ。

 

溶接工
溶接工

ふむ。じゃなくて!

ボソっ…あんた暇なんやから,ちょっとはやってやればいいのに…。

 

ルーティンの書類は手分けするか,作業内容を見て割り振るのが若手を育てるためには必要。

召使のように若手の職人を使っていては,育つものも育たない。

 

5.未来に希望がない

若手の職人は,意外と先輩の待遇や給料,日頃の愚痴を聞いている。

  • ここにずっと居てもな〜
  • ロクな仕事ねぇ〜な〜
  • ゴマスリばっかり出世させやがって
  • どうせ給料あがらんしな〜

これじゃーやる気でないよね??

 

若手の職人は10年後の未来を上司・先輩から感じとる。

未来に明かりがなければ,どんな奴でも向上心が沸かないだろう。

 

カッコいいことばっかり言ってられない日もあるが,いつもプロの姿勢だけは後輩に見せ続けなければならない。

 

 

6.やる理由を教えていない

  • ここ溶接して!
  • 磨け!
  • 持っとれ!

だけじゃ〜育たない。

 

めんどくさいかもしれないが,

  • この溶接は〇〇という配管に使われて,〇〇工場の補給水ラインなんだよ
  • この溶接の脚長は〇〇mmで,脚長はさわらずスパッタだけを磨いて欲しい
  • 配管の肌合わせをするから,この配管をあと〇〇mm持ち上げてほしい

など。

 

うるさいぐらいの説明でやっと理解できるし,仕事に意味を感じ取れる。

仕事する意味もわからずやっていても,おもしろくないのは当然。

ドラクエで例えるなら,レベル上げの意味もわからず,ずっとスライムと戦えと言われても退屈でしょ??

 

TBM-KYで説明する・クイズ形式で質問する・その都度説明するなどして,「その仕事をやる理由」を言ってあげ貢献度を感じさせるのも大事。

 

7.練習させない

溶接で言えば「練習」が命

足場屋にしたって,板金屋にしたって,彫刻師にしたってそうだと思う。

 

上手くなるには「数」は重要な要素。

 

練習させないってことは,成長を放棄するのと同じこと。

若手の職人には積極的に練習させよう。

  • 今日は昼からお前は残って練習な!
  • この配管を取り換えると仮定して材料見積もってみろ
  • この作業何人×何日で終わると思う?

若手に対して,ちょっと時間を割いてやること。

 

若手職人の練習時間は当初マイナスかもしれないが,いずれ返ってくるはず。

 

8.人によって言うことが違う

  • 〇〇さんは右からやれ
  • 〇〇さんは左からやれ
  • 〇〇さんは中央からやれ

 

溶接初心者
溶接初心者

結局,どっちやねん!!!

 

建設業あるあるかもしれない。

正解がない。

若手の職人は「最速最短」で正解を知りたがる。

 

解決策としては,若手一人に対して指示出す人は一人,教える人も一人にするのがいい。

戦争でもなんでも指揮命令系統をハッキリさせ,責任の所在を明らかにが基本。

 

若手が育たなかったら,指揮者の責任ということを明確にすることで「人によって言うことが違う」を避け若手の職人の成長スピードを上げる。

 

9.締め切りを言わない

  • 〇〇はいつまでに仕上げて
  • 〇〇の標準タイムは1時間だよ
  • 後工程が〇〇だから,これは〇〇までに

締め切りを知っているのと知らないのとでは成長スピードが違ってくる。

 

人と対比して,自分は遅いのか早いのか,遅いならば技術なのか段取りなのか。

工事現場の全ては「締め切り」から逆算で考える。

 

締め切りから考えさせるのは,若手の職人の成長を早める。

 

10.成果を正当に評価しない

  • 〇〇のおかげで工事が終わった
  • 〇〇いないとさびしい
  • 頼めるのは〇〇だけ

上記のように認めてあげることも大事。

上司にばっかりゴマスリしてないで,後輩にもゴマスリは必要ってこと。

 

減るモンじゃないんだから「褒める・頼る・評価する」は育てる上で必須。

伸びた鼻は,きっちり仕事や技術の違いでへし折ればいいだけ(笑)

 

成果を正当に評価してあげて,若手の職人のモチベーションを上げる努力は管理者の仕事だと思う。

そもそも論としてダメな若手は存在する

上記で紹介した施策や他の施策を試しても,どーしてもダメな若手は存在する。

  • 酒が残ってる
  • 遅刻・無断欠勤する
  • 勉強していない
  • 雑務をいやがる

上記のような態度を3回以上指摘して治らないなら,扱いはどーでもいいような気がする。

育ててもロクな人間にはならないし,教える方の時間ももったいないから。

そこは学校と同じ。

どんな出身校でも,できるやつはいるし,できないやつもいる。

 

見極めるのも管理者(上司・先輩)の役割。

「桶狭間の戦い」の織田信長はわずか2000人の兵で25,000人を打ち破っている。

つまり,管理者(上司・先輩)が有能なら仕事は成果をあげるってこと。

 

適材適所に人材を配置し工事を進めるのは,やはり管理者の責任。

若手の職人を育てる管理者が読むべき本

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俺の仕事はあいつらに好かれることが仕事じゃない。

勝つためにどういう風にチームを作っていくかってことが仕事なんだ。

ー落合博満

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全管理者必読の1冊。

若手職人の育成にお悩みの方はぜひ。

 

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若手の職人が育たない原因10選:まとめ

まとめ
  1. 仕事を任せない
  2. 追い抜かれる恐怖から教えない
  3. ミスしたら大袈裟にする
  4. 書類が増えた
  5. 未来に希望がない
  6. やる理由を教えていない
  7. 練習させない
  8. 人によって言うことが違う
  9. 締め切りを言わない
  10. 成果を正当に評価しない
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