【溶接の本】おすすめ3冊 現役溶接工が手元に置いている本とは?
溶接のこと勉強したいのですが,おすすめ本とかってありますか?
値段が高いので,失敗して損したくないです。
溶接も実技だけじゃなく理論も大事だから,本で学ぶことも重要だね。
いつも手元に置いてある,おすすめ溶接本を紹介するね!
どれも値段以上の価値があった本だから損はしないと思うよ。
本記事の内容は以下の通り
- 現役溶接工がいつも手元に置いてある【溶接おすすめ本】がわかる
この記事を書いている俺は「溶接歴25年」の熟練溶接工。
保有資格はJIS溶接技能者(TN-P,T-1P,N-2P,C-2P),溶接管理技術者2級,管施工管理技士1級。
要するにベテラン溶接工で溶接の専門家。
本記事は,現役溶接工の俺がいつも手元に置いておき再読している溶接本3つを厳選し,おすすめする記事
※溶接は実技も重要だが本で知識を得ることにより,一気に理解が深まる場合も多い。何年経っても溶接知識は無駄にはならない。溶接の悩みや疑問を持っている人は一見してみることをおすすめする。
【溶接の本】おすすめ3選
溶接の本でおすすめする3冊はコチラ
上記の通り。
紹介した3冊は常に工場の机の中に置いてあり,溶接のことで悩んだり困った時に読み返している。
※本記事で紹介する以外にも,たくさん溶接の本が発売されており俺も購入したが,なんだかんだで費用対効果が高いのは,この3冊のみだった。最近ではネットで解決できる疑問も多く無駄にお金を使う必要はないと思う。
では,深堀し紹介していこう!
新版JIS手溶接受験の手引(アーク,Tig,半自動)
(2024/10/10 18:33:16時点 Amazon調べ-詳細)
新版JIS手溶接受験の手引は,メジャーな溶接方法の3冊(アーク,Tig,半自動)買うのがおすすめ。
新版JIS手溶接受験の手引のいいところは,
- 内容が簡潔
- 最後に問題集がある
- 基本中の基本が書いてある
ってこと。
JIS溶接受験の手引きだけあって,内容が難しすぎず簡潔に書いてある。
溶接で困った時に見ると「ここに書いてあんじゃん!」って感じでよく重宝している。
また,JIS溶接試験の学科試験用の問題集が巻末にあり,JIS試験の学科勉強はこれさえやっていれば合格する。(ほぼ同じ問題が出るから)
溶接工全員が持つべき本で,溶接工人生で一番活用しているのが新版JIS手溶接受験の手引。
この本には溶接の基本が詰まっているんだ!
つまり,溶接工のバイブルだね。
溶接べからず集
(2024/10/10 18:33:18時点 Amazon調べ-詳細)
溶接作業では「やってはいけない」「間違えやすい」ことが少なくない。正しい溶接の仕方、材料ごとの注意点、安全衛生のポイントを「べからず」で解説。初心者はもちろん、溶接に携わるすべての人に役立つ内容。
この本役立つわ〜。
神戸製鋼所が書いているだけあって,
「あっこれ俺やってたわ…」とか,
「へぇ〜なるほどね…」
といった「現場のあるある」や「気づき」を与えてくれる。
特に溶接初心者には,勉強になることが多いはず。
中堅クラスの溶接工でも改めて読むと「あれっ!?ダメなの!?」ってなるような事象もあり,読んでいて飽きない。
1ページづつの完結なのでパラパラ読みできるのもいいし,イラストがついているので文字数が少ないのもいい。
「べからずシリーズ」は色々出版されているので興味があれば,他のシリーズも読んでみるといいだろう。
初心者はまずこの本を読んでもらいたい。
きっと,先輩に怒られる回数は減るはず。
プロフェッショナルの条件
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自分の能力を見極め・伸ばす簡単な方法を、ドラッカー自身のエピソードをまじえながら、具体的に紹介する。
・これからの働き方を考えたい、学生や若手ビジネスパーソン
・若手指導に頭を悩ませる、管理職やチームリーダー
・今後の展望を考えたい、ベテランや経営者
自己実現に役立つエッセンスを、ドラッカーの膨大な著作のなかから選び抜いた、珠玉の1冊。
溶接に全然関係ないやん!と思うなかれ。
プロフェッショナルの条件は,全溶接工…いや全人類が読むべき本だ。
その理由は,
- ドラッガーの著作のまとめ本だから,効率よく学べる
- 溶接がうまくなる・ならないは考え方も重要だから
- 仕事の進め方・やり方はどうあるべきかを学べるから
- 人生について・仕事について不変的な考えを知れる
上記の通り。
本当にどのページを開いて読んでも大事なことが書いてあり,1字1句見逃せない。
どの言葉も刺さる本なんて滅多にない。
成果を上げる人とあげない人の差は,才能ではない。成果をあげるかどうかは,いくつかの習慣的な姿勢と,いくつかの基礎的な方法を身につけているかどうかの差である。
優先順位を決め,強みを生かすことである。
アインシュタインがバイオリンを1日4時間練習しても舞台に上がる腕が身につかなかったように「正しい努力を正しい場所でしないと,どんな天才でも成果は出せない」とドラッガーは言っている。
溶接技術や溶接知識をあげたい人は,ドラッガーを読んでみるといい。
「急がば回れ」というように,答えは近道にあるとは限らないのだから。
溶接のおすすめ勉強法【本・動画・実践だけではダメ】
溶接が上手くなる効率がいい勉強法は,下記のような順番だと思う。
実践(疑問)
↓
勉強(仮説)
↓
実践(検証)
まずはやってみる。
そこで絶対に疑問が出てくる。
- 「なぜ溶接棒がひっつくのだろう…」
- 「ビードがまっすぐ引けない…」
- 「トーチ角度はどれぐらいだろう…」
といった疑問を,本や動画から学ぶ。
学んだら即実行。
学んだことを素直にやれば上手くいくのか,アレンジを加えれば上手くいくのか。
仮説を立て検証し,自分の体に覚え込ませていく。
本だけ,動画だけ,実践だけではダメで,全ての要素を活用しながら勉強していくのがベストかつ超効率的。
こういったプロセスはどんな職業でも必要で,何も考えずに仕事ができればその職業はいずれAIや賃金の安い労働者に奪われるだろう。
疑問→仮説→検証を繰り返すうちに,得意なこと不得意なことが浮き彫りになってきて,溶接そのものが合う・合わないもわかってくるはず。
本記事で紹介した3冊は,これまでの溶接工人生25年で何回も役に立ってきた実績付き。
参考になれば嬉しい。
【溶接の本】おすすめ3選:まとめ
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