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【都市型災害を生き延びるサバイバルプラン】を読んで「非常時袋」を考える

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原則:災害はいつ起きるかわからない

 

当然のことだが,災害はいつ起きるかわからない。

しかし,起きた時のことを詳細に考えている人は少ないだろう。

いつの時代も災害はあったが,最近は都市型災害が多発している。

  • 東日本大震災
  • 阪神・淡路大震災
  • 熊本地震
  • 広島の大雨による土砂災害
  • 北海道胆振東部地震
  • 西日本豪雨

などなど,数え上げたらきりがないほどだ。

日本で起きた災害ばかりだが,当然海外でも同じような災害は多発しており,いつ自分に災害の順番が巡ってきても全然不思議ではない。

2019.9.9の台風15号による千葉の大規模停電(1週間以上!)も俺の危機感を煽り,「都市型災害を生き延びるサバイバルプラン」という本を買って災害に備えることにした。

災害時に持ち出す「非常時袋」の中身も考えたので参考にしてほしい。

災害時にはS・T・O・Pを意識せよ!

災害に限らず、危機に襲われた瞬間にサバイバルは始まる。危機に襲われた瞬間にわれわれができることは極めて少ない。ほぼ何もできないと思っていた方がよい。襲ってくる危機の種類はさまざまだ。自然災害や交通事故、犯罪、危険な野生生物、自分が遭難したことに気づいた瞬間、暴漢による襲撃などいろいろあるが、そんなときのためにこそ覚えておいてほしい行動指標が「危機の瞬間には『S・T・O・P』せよ」というものだ。

「S・T・O・P」とは、「Stop」(止まる)「Think」(考える)「Observe」(観察)「Plan」(計画)の頭文字のこと。

災害が起これば当然パニックになる。

  • 強烈な地震
  • ゲリラ豪雨
  • 豪雪
  • 洪水
  • 津波
  • 火事
  • 停電

これらの災害が起こった瞬間「S・T・O・P」できるかどうかで生死が決まる。

パニックにならずに「止まって・考え・どうすればいいか・行動」することが大事。

警護のプロの世界では、危機が発生し、身心をStopさせてからPlanによって動き出すまでを、7秒以内に完結させなければいけないと言われる。これは、テロリストなどの襲撃から制圧までが7秒前後で完結することに由来している。もちろん都市災害対策は要人警護とは異なるが、地震などの危機的事態も短時間の出来事だから、時間感覚はあまり変わらない。

日頃から災害時のことを,「考えているかいないか」はとてつもなく重要ということだろう。

S・T・O・Pを知っているかいないかで生存確率が1%でも上がるなら「都市型災害を生き延びるサバイバルプラン」を読む価値はある。

 

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命の5原則を頭に叩き込め!

人が生きるために必要なものは五つほどある。私はそれらを「命の五要素」と呼んでいるが、何かお分かりになるだろうか。読み進める前に少し考えて欲しい。水と、食料と……あとは何だろう?答えは、次の五つだ。空気、シェルター(体温保持)、水、火、食料である。 この五つの要素を獲得、または保持できればわれわれは命を繋ぐことが出来る。

空気・体温保持・水・火・食料の順番で確保することも「都市型災害を生き延びるサバイバルプラン」では推奨している。

 

空気

東日本大地震では放射能による空気汚染があったし,地震時は粉塵による肺炎,火事の場合は一酸化炭素による酸欠死など,空気(酸素)の欠乏は一瞬で死に直結する

まずは空気の確保は意外だったが,なるほど確かに空気重要。

 

体温保持

サバイバルな状況でもっとも多い死因は、圧倒的に(低体温症による)凍死である。

凍死(低体温症による)するには,都市部の平地でも3時間とも言われており薄着のまま眠りにつけばあっけなく死ねる。

「非常時袋」には体温を保持する物品は欠かせない。

 

人が水なしで生きられるタイムリミットは 72 時間だ。

人間ってなんて弱い生き物なんだろう。

たった3日間水を飲まないと死ぬ。

死ぬのは3日間だけど動けなくなるのはもっと短い。

1日飲まないだけで動けなくなるとも言われている。

水はアホほど重要。

 

体温保持の手段と飲用水、食料があれば人は生きられるように思えるが、実際は夜の明かりや温かい食べ物がないと、人間はどんどん消耗することが知られている。火が人類にもたらしたものの大きさを忘れてはならない。

俺も「都市型災害を生き延びるサバイバルプラン」を読んでいて火ってそんな重要かなぁーーと思ったが,考えてみると火は重要だ。

  • 調理する時
  • 煮沸消毒する時
  • 疲れた体に温かいものを流し込む時
  • 暖をとる時
  • 暗闇を照らす時

日頃,電気で賄っていることが災害時には全て火でやらなければならない。

電気はあくまでも贅沢品と思わなければならないことに気づけてよかった。

 

食料

さて、命の五要素の最後が食料である。最後なのはタイムリミットが極端に長く、3週間ほどあるからだ。

俺は真っ先に食料が頭に浮かんだが,3週間も命に対しては余裕があることはビックリした。

1日3食食べて美味しい食事をできることに感謝しなければならない。

 

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非常時に持ち出す「非常時袋」の中身を考える

「都市型災害を生き延びるサバイバルプラン」で推奨している「S・T・O・P」と「命の5原則」を踏まえ自分で「非常時袋」を考えてみた。

住んでいる地域で災害の種類が違うと思うので参考になるかはわからないが,リストアップしてみた。

「非常時袋」に詰め込むのは,軽くてさっと持ち出せる物にしておかないといざというときに役たたないので,最小限かつ有能な物だけにしなくてはならない。

価格も重要。(なるべく安くしないと揃えるのに躊躇する)

 

空気グッズ

 

火事の死因は一酸化炭素中毒によるもの。

簡易マスク

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体温保持グッズ

 

サバイバルシートは必須。

 

レインウェア。登山用が機能性,携帯性ともに抜群。

 

汗拭きシート。汗による体温低下を防ぐ。

 

速乾性タオル。すぐ乾いていろんな用途に使えるタオル。

 

新聞紙はぜひ、持ち出し袋に入れておいてほしい。とても汎用性が高いから。

新聞紙も忘れずに入れておきたい。

 

水グッズ

 

携帯浄水器。これは便利でコンパクト。

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保存水は2本ぐらいは入れておきたい。

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火グッズ

 

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食料

 

 

ここで紹介したグッズ全部購入しても29,206円。

3万円以内で「非常時袋」を作ることができた。

家にあるものは買わなくていいので,さらにコストを抑えることができるのではないだろうか?

災害はいつ起きるかはわからないので,平常時にしっかりと準備しておきたい。

 

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災害時は人間そのものも脅威になる!

人間は欲望の塊。

長くストレスフルな状態に置かれれば,日頃考えもつかないような行動に出る時があるのも忘れてはいけない。

災害時に厳しい状況が長く続くと暴徒化する人々が現れることは、専門家の間では半ば常識になっている。

世界的には、災害後には治安の悪化に備えることが常識になっている。もしピンとこないなら、「Urban survival(都市サバイバル)」でインターネットを検索すると、私が言うことがわかるはずだ。そこには、銃器や護身術の情報が多く含まれている。悲しいことに、災害後の都市では「人」がリスクになりえるのだ。

  • 性犯罪
  • 盗み
  • 暴力による強盗
  • 騙し合い

北斗の拳やマッドマックスみたいな状況も想定して「信頼できる人・できない人」を見分ける能力も日頃から勉強する必要がある。

 

信頼できる人・できない人を見分けるには「メンタリストdaigoさん」のYoutubeがオススメ。

 

本で勉強するならこの本がオススメ

 

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災害時はライフラインが使えない!

ライフラインとは・・・電気,ガス,上下水道,電話,交通,通信などの都市生活を支えるシステムのこと。

災害時にはライフラインがない前提で考えないとダメ。

  • 車・・・道路が冠水,流動化,ガソリンが供給断など
  • 電気・・・発電所損壊,鉄塔倒壊など
  • ガス・・・供給配管破損,施設が被災など
  • 電話・・・基地局倒壊,バッテリー切れなど

プロは、どんな場合も最悪の事態を想定して行動する。絶望はしない。航空機のパイロットは、万が一トラブルが起きても対処できるよう、あらかじめさまざまな訓練を受けている。航空機も、リスクを最小化するように設計されている。リスクの兆しを徹底的に排除しているのだ。

最悪な事態を予測行動する。

信じるのは自分の体力と知力だけ。

それぐらいの気持ちで災害に対するプランを日頃から組み立てたい。

 

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デジタル社会は恐ろしい

「都市型災害を生き延びるサバイバルプラン」を読んで痛感した。

都市でわれわれが快適に生活できているのはインフラが整備されているから。

いつか訪れる災害にしっかりと準備していくことを痛感した。

最後に「都市型災害を生き延びるサバイバルプラン」を読んで刺さった文章を紹介したい。

原始的な生活を送る、アフリカのサン族のドキュメンタリーだったと思うが、狩りの毎日を送る彼らにテレビクルーがこう聞いたのである。 「毎日狩りをして、食べて、そして寝る。そんな生活は退屈ではありませんか?」  サン族の狩人は心から不思議そうな顔をしてこう答えた。 「では、あなたたちはどうすれば満足するのですか?」  番組はここで終わっていたと思う。どういう意図でこういう終わらせ方をしたのかは、今もよくわからない。  ただ、この問いかけは私の中にずっと残っている。私たちはどうすれば満足するのだろう。

 

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