映画「4DX ルパン三世 カリオストロの城」の感想
あの宮崎駿の名作「カリオストロの城」が4DXで上映される。
その情報を聞きつけた瞬間,速攻ネットで予約し有給休暇を取り,観に行った。
4DXだろうが,IMAXだろうが,そんなことはどうでもよかった。
「カリオストロの城」を劇場の大画面で鑑賞できる!
お金や有給休暇は,こういうこと(経験)に使うべきだ。
鑑賞した結果:
映画を観終わった後,こんなツイートをした。
映画『カリオストロの城』4DX鑑賞。
何年たっても名作は色褪せない。
改めて面白さを確認。
4DXの効果もかなり凄い。#カリオストロの城
— Mac好きな溶接工 (@kaisyabaibai) November 11, 2019
今回は,有給を取得し(平日なので席ガラガラ狙い)「ルパン三世 カリオストロの城」を鑑賞した感想を記事にしたい。
※【上映期間】は期間限定なので要注意!2019年11月8日(金)~2019年11月21日(木)
(2024/11/21 19:06:22時点 Amazon調べ-詳細)
「4DX ルパン三世 カリオストロの城」総合評価・あらすじ
総合評価
最高でしょ!!
名作はいつ観ても名作。
「カリオストロの城」は何回も観ているけど,純粋に初見のように楽しめた。
初見のように楽しめた理由が,4DXという体感効果。
USJやディズニーランドのアトラクションに乗っている感じで,4DXの特徴である,風,衝撃,振動,香り,水しぶきを存分に感じることができる。
- FIAT500のエンジンの振動
- クラリスと崖から落ちる時の風
- カリオストロ城に忍び込む時の水しぶき
- 偽札工場を焼き払う時の煙
- 影との戦闘による衝撃
などなど4DXルパンを楽しめる要素は盛りだくさん。
想像していた以上に動くので,驚きかつ楽しめた。
あらすじ
ある国営カジノから五十億の札束をまんまと盗み出したルパンと次元だが、実はそれはゴート札と呼ばれる偽札だったのだ。そこでルパンは、ゴート札が発行されたカリオストロ公国を次のターゲットに決める。
ルパン達が公国の自然を楽しん でいると,二台の車が猛スピードで過ぎ去っていった。
なぜかウエディング姿の少女が武装した男達に追われていたのだ。
当然ながらルパンは少女の側につき、少女を救うのに成功した。
しかし、わずかの隙に少女を奪われてしまう。その少女が忘れていった指輪を見て、ルパンは次元にこの公国で盗みを失敗したことがあるといった。
そしてルパン達は、その少 女・クラリスがカリオストロ伯爵との婚礼が近いことを知る。
宮崎駿監督の初監督作品。
ジブリ立ち上げ前の作品で「カリオストロの城」はジブリ作品ではない。
ジブリの宮崎駿アニメが好きな方なら,随所に宮崎駿を感じることができる。
何十種類とあるルパン作品の中でもトップ評価をいまだに受け続ける「カリオストロの城」
観ればわかるが最高だ。
「4DX ルパン三世 カリオストロの城」のここが良かった!
映画「4DX ルパン三世 カリオストロの城」の良かった点は腐る程あるので,箇条書きで上げてみた。
※4DX効果で面白さが倍増し良かった点は4DX効果!と記載することにする。また,思いつくまま良かった点を上げたので物語の順番にはなっていません。
- スピルバーグ絶賛のカーチェイスシーン(4DX効果!)
- クラリスのイメージに無い「暴走運転」(4DX効果!)
- 次元大介・石川五右ェ門の影の薄さ
- 時計台内部での戦闘シーンが最高(4DX効果!)
- 城下町でナポリタン食うシーン
- 峰不二子ボイスのエロさ
- 銭形のとっつあんのカッコよさ
- 今も昔も既得権益への忖度だらけ
- 影との戦闘シーン(4DX効果!)
- FIAT500の乗りごごちは最悪(4DX効果!)
- 地下墓場が意外にグロい
- オープニングの曲が最高
- ルパンの被弾
- 不二子がすでにカリオストロ城にいる
- 男はみんなクラリスが好き
- 偽札をライブ映像を流す場面(銭形と不二子のコラボ)
スピルバーグ絶賛のカーチェイスシーン(4DX効果!)
かなり有名な話だが,名作製造機スピルバーグ監督も「映画史上最高のカーチェイスシーン」と語ったという映画冒頭のカーチェイスシーン。
このカーチェイスシーンでルパンのおもしろさが凝縮されており,一気に映画の世界観へ没入することができる。
映画史上最高かどうかはわからないが,4DX効果と相まってむちゃくちゃ楽しめた。
4DX効果が激しすぎて必死に椅子にしがみつくのも楽しかった。
クラリスのイメージに無い「暴走運転」(4DX効果!)
映画冒頭のカーチェイスシーンでクラリスが城からシトロエンをかっ飛ばして逃げているシーンは突っ込みどころ満載。
- 城からどうやって逃げ出したのか?(監禁されているのに)
- 結構走りが激しい(暴走運転)
謎なところはあるが,カーチェイスに突入する重要なシーン。
クラリスはおしとやかそうで,結婚したらきっと怖いと思う…。
次元大介・石川五右ェ門の影の薄さ
次元大介・石川五右ェ門ファンには残念な所。
次元大介はそれでも相棒らしくそこそこ登場シーンもあり存在感はあるが,五右ェ門に至っては何故か途中で登場し戦闘シーンでちょい活躍するのみ。
尺八の音色も控えめで,もうちょっと活躍して欲しかった。
時計台内部での戦闘シーンが最高(4DX効果!)
歯車の動きやその上で戦闘するシーンとか観ていて単純に楽しい。
観客の想像力を使わせるような演出は秀逸。
時計台内部の振動を4DXで感じることができるのは,臨場感があり楽しめる。
自宅に帰ってきてもう一度このシーンを観てみたが,やはり4DXの有無でだいぶ感じ方が違う。
4DXの現場にいる感はかなりすごい。
城下町でナポリタン食うシーン
このシーンを観るたびにナポリタンを食べたくなる。
それぐらい美味しそうだし,印象に残るシーン。
ナポリタンには珍しくミートボールが入っているのもポイント高い。
宮崎駿監督作品全般に言えることだが食べるシーンの演出がすごく印象に残る。
なんでだろ??
峰不二子ボイスのエロさ
単純に俺の好み。
峰不二子の声は増山江威子さん。
沢城みゆきさん(2011年より)もいいが,やっぱりオリジナルの増山さんの方が好き。
大人のエロさを感じる。
ちなみに増山江威子さんは天才バカボンのママ役も担当。
銭形のとっつあんのカッコよさ
日本男児のカッコよさ。
最後の名セリフもそうだし,偽札発見中継もそう。
銭形のとっつあんは不器用でおっちょこちょいだが魅力的。
「カリオストロの城」の銭形のとっつあんはカッコいい。
今も昔も既得権益への忖度だらけ
宮崎駿監督も既得権益大嫌いなんだろうなーーってことが伝わってくる。
国連でゴート札をどうするこうするとか,銭形を担当から外すとか社会の問題の風刺もしっかりと入っている。
映画公開1979年から40年,今も昔も既得権益への忖度は直っていない。
影との戦闘シーン(4DX効果!)
アイアンクローが4DXによって強化されている。
背中にボコボコと突き刺さり戦闘シーンがかなり楽しめる。
4DXによって存在感が増し,攻撃力を高めた感がある影。
飛び道具を使わないことも男らしくカッコいい。
FIAT500の乗りごごちは最悪(4DX効果!)
今までルパンの愛車の乗りごごちなんて考えたことなかったけど,4DXだとFIAT500の振動が伝わってくる。
常にお尻にビビビビっと振動があり,カーチェイスシーンでは椅子から振り落とされるじゃないかってくらい揺れる。
4DX版でルパンと一緒にFIAT500に乗れていい経験となった。
地下墓場が意外にグロい
「カリオストロの城」は何回観ても新しい気づきがある映画。
久しぶりに観たら地下墓場が意外にグロかった。
しっかりと骸骨が描写されており,雰囲気があった。
宮崎駿アニメは細部まで描写が丁寧なのが,何回も鑑賞しても飽きない理由の一つ。
オープニングの曲が最高
作詞:橋本淳 / 作曲・編曲:大野雄二 / 歌 – ボビー
オープニングが渋すぎる!
この歌オープニングに持ってくる勇気に拍手。
ルパンには名曲が揃っており,この「炎のたからもの」も名曲。
いろんな人がYoutubeでカバーしているので聴いてみて欲しい。
ルパンの被弾
ルパンどこ撃たれたんだろう…。
血が流れて倒れてるし…。
最初見たときは演出かと思った。
実際打たれたんだよね…。
でいっぱい食って直したと…。
ほとんどのルパン映画・アニメでルパンがまともに被弾したのは後にも先にも「カリオストロの城」ぐらいでは?
珍しいって意味で印象に残った。
その後の展開の不二子の「襟足にいつもルパンは盗品を隠す」くだりも秀逸。
不二子がすでにカリオストロ城にいる
厳戒態勢を取っている「カリオストロの城」でしっかりと侵入している不二子。
しかも隠し部屋からカリオストロ伯爵の会話を盗み聞きできるまでに…。
むっちゃ優秀。
ちょいちょいキーマンの働きするし。
不二子最高すぎるなぁーーー。
男はみんなクラリスが好き
ちょっと影があって,か弱くて,清純そうで。
嫌いな男いないでしょ!?
クラリスのその後の映画を観てみたくなる魅力。
意外と気が強いのもギャップがあってキュンとくる。
偽札のライブ映像を流す場面(銭形と不二子のコラボ)
この映像は観ていてスカッとする。
不二子がカメラマンで銭形がレポーター役というものレア。
演技もワザとらしく演じ,偽札を生中継で全世界にあばく。
既得権益側の苛立ちが手に取るようにわかり気持ちいい場面。
4DX/2D上映とは?
機能としては全部で20機能。
座席が揺れ,水がかかり,煙が出たり。
体感型の上映方式。
今回の「4DX ルパン三世 カリオストロの城」は4DX/2Dという上映方式で,体感効果とアニメの組み合わせ。
なので3Dではない。
特に印象的なのは揺れと風。
カーチェイスシーンは想像以上に揺れるし,時計のシーンでは風が吹いて寒いぐらい。
好きな映画は4DXで観ると理解が深まるし,なにより体感できるのは思い出に残る。
好きな映画が4DX上映されていたら,迷わず行くことをオススメする。
※【上映期間】は期間限定なので要注意!2019年11月8日(金)~2019年11月21日(木)
まとめ
過去の名作が4DXでリバイバル上映されることが増えてきた。情報を見逃さないようにしたい。
(2024/11/21 19:06:22時点 Amazon調べ-詳細)
ブログ10万PV/月達成!
ド底辺の溶接工が必ず役立つ【溶接,Mac,お金の情報】をブログで発信中!
【渾身】の記事をしゃーなしで見てみる!