映画「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」の感想
最近AmazonプライムビデオでTVシリーズ【ルパン三世 Part4】を観終えたばかり。
タイミングよく「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」が2019.5.31より映画館で上映されているらしいことに気づき観に行った。
「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」を観終わってすぐにこんなツイートをした。
峰不二子の嘘を鑑賞。
とてつもなくカッコいい描写。
ハードボイルド・ルパンが最高。
こんなTVシリーズあったら言うことないけどな。
大人のためのルパン。
— Mac好きな溶接工 (@kaisyabaibai) July 1, 2019
感動した！
クッッソ面白い！！！
またまたさんまの往年のギャク「しっとるけ！」を思い出した。
ルパン三世って激オモシロなのしっとるけ！！
それでは早速「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」の感想を紹介していこう！
「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」作品詳細
不二子は逃げていた。父親が横領した5億ドルのカギを握る少年ジーンとともに。2人はジーンの父・ランディを襲った殺し屋ビンカムに命を狙われていた。呪いの力によって人の心を操るビンカムから一度は逃げ延びるが、拘束されてしまう不二子とジーン。ビンカムの鋭利な爪が今、不二子に襲い掛かる――！ 『LUPIN THE IIIRD』シリーズ第3弾。
制作スタッフ
- 原作 – モンキー・パンチ(1937-2019没)本名は加藤一彦
- 監督 – 小池健
- 脚本– 高橋悠也
- クリエイティブアドバイザー – 石井克人
- 音楽 – ジェイムス下地
- プロデューサー – 浄園祐
- アニメーション制作 – テレコム・アニメーションフィルム(ルパン三世カリオストロの城)
- 製作・著作 – トムス・エンタテインメント
声優陣
- ルパン三世 – 栗田貫一(1995年より)
- 次元大介 – 小林清志(初回より)
- 峰不二子 – 沢城みゆき(2011年より)
- ビンカム – 宮野真守(ルパン三世シリーズに初参加)
なかでも小林清志さんは初回よりずっと次元大介の声優を担当している。
現在は86歳。
「LUPIN THE IIIRD」シリーズとは？
今作の「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」は「LUPIN THE IIIRD」シリーズの第4作目にあたる。
「LUPIN THE IIIRD」の読み方
まずは読み方は「ルパン・ザ・サード」と読む。
TVシリーズは「ルパン三世」と日本語読みなのに対して「LUPIN THE IIIRD」シリーズは英語読みとなる。
「LUPIN THE IIIRD」シリーズの他作品は？
2012年の『LUPIN the Third 峰不二子という女』というTVシリーズに小池健監督が作画監督，キャラクターデザインを担当し始まったシリーズ。
TVシリーズから始まったルパン三世のスピンオフシリーズ。
現在(2020年)までに4作品が発表されている。
2012年 『LUPIN the Third 峰不二子という女』
2014年 『次元大介の墓標』
2017年 『血煙の石川五ェ門』
2019年 『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』
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「LUPIN THE IIIRD」シリーズの特徴とは？
TVシリーズとはちょっと違ったテイストで「LUPIN THE IIIRD」シリーズの特徴は，
- ハードボイルド感満載
- 原作の世界観に近い
- おちゃらけは少ない
- テーマ曲に「ルパン三世のテーマ」は使われない
- チンクエチェントは登場しない
- 大人っぽい
- スタイリッシュ
- いつもの面々(次元・五エ門・不二子・銭形のとっつあん)が登場しない時もある
- 血や暴力，性的な描写がある
- 「LUPIN THE IIIRD」シリーズ通して小池健監督が携わっている
- 脚本は高橋悠 ※『LUPIN the Third 峰不二子という女』以外
- 声優陣はTVシリーズと同じ
- 音楽はジェイムス下地 ※『LUPIN the Third 峰不二子という女』以外
- 上映時間は劇場版といえど1時間前後
とこんな感じだろうか。
「LUPIN THE IIIRD」シリーズをザックリ説明すると
となる。
原作に近いと言えばわかる人もいるかもしれない。
TVシリーズに慣れ親しんだ人からすれば違和感があるかもしれないが，テイストはまさしくルパンそのものなので，俺は違和感なくスッと「LUPIN THE IIIRD」シリーズに入り込めた。
「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」感想・総合評価
総合評価
最高だった。
久しぶりにアニメでここまでカッコいい映像を観た気がする。
エヴァンゲリオン以来の衝撃と言っても差し支えない。
とにかく映像がスタイリッシュで観ていて飽きないし，いちいちカッコいいのでついつい集中し，結果ストーリーにのめり込んでいる。
Youtubeで予告編だけでも観てみて欲しい。
「LUPIN THE IIIRD」シリーズのテイストがわかるから。
『次元大介の墓標』
『血煙の石川五ェ門』
『峰不二子の嘘』
一度も「LUPIN THE IIIRD」シリーズを観たことない人はショックを受けるかもしれない。
TVシリーズで知ってる「ルパン三世」ではないから。
残念なのは上映時間が短いこと。
『次元大介の墓標』『血煙の石川五ェ門』『峰不二子の嘘』共に1時間程度。
もっと観てーーーよ！
ってきっと観終わった後思うことになる。
「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」のここが良かった！
「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」の良かった点を3つあげよう。
- 峰不二子が魅力的
- テンポがいい
- デザイン・映像・音楽がカッコいい
峰不二子が魅力的
峰不二子は相変わらずエロくて女っぽくて魅力的だ。
声・しぐさ・服装。
きっとニオイも香水臭くなくて，石鹸の香りっぽい。
全てにおいて完璧。(決してポロリにだまされたわけではありません)
不二子のどことなく寂しげな感じや強気な感じ，強欲な感じもいい。
子供に興味ない感じも不二子っぽくて好き。
映画の始まりから終わりまで，どれが本当の不二子の言葉かは観てのお楽しみだが必ず騙されることは保証する。
タイトルにある「峰不二子の嘘」はどれか？と考えながら観ると全部嘘っぽく見えてオモシロさが増す。
脚本／高橋悠也のテンポがいい
脚本／高橋悠也が書くストーリーはおもしろい！
TVシリーズの【ルパン三世 Part4】も脚本／高橋悠也だったが，マジでストーリーがおもしろい。
時間制約もあるのかもしれないが，サクサクと前に進んでいき次々とおもしろい仕掛けがある展開は観ていて気持ちいい。
うまく表現できないが，現代的というか未来的というかスピードが時代にあってる感がある。
「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」も同様でテンポよくストーリーが進むので，観ていて飽きずに最後まで楽しむことができた。
デザイン・映像・音楽がカッコいい
不二子の服装・ネイル・靴・ルパンのシャツ(黒)・次元の帽子・血の描写・ビンカムの目・車などデザイン面は凝りに凝っている。
描き込まれたデザインは見るたびに新しい発見があるはず。
映像の編集もカッコよくて俺の好みにドンピシャ。
音楽と相まって最高のエンターテイメントになっている。
こんな感じのアニメってなかなかないので，ぜひ世界にも発信していって欲しい。
熱狂的なファンがつくはずだ。
「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」の印象に残ったセリフ・シーン
不二子とビンカムの最後の戦闘シーン。
ネタバレになるので言えないが最高にカッコよくて美しい。
この映画ルパン三世だっけ？と思うほどスタイリッシュ。
ぜひ実写化してほしい。
むちゃくちゃカッコいいシーンになるのでは…。
「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」はこんな人にオススメ！
- カッコいいアニメを探している人
- 刺激的な映像を観たい人
美術や映像とか好きな人ならきっとハマると思う。
小池健監督の創り出す映像の世界は独特で中毒性がある。
大人のアニメというのが存在するとすれば「LUPIN THE IIIRD」シリーズのこと。
「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」観終わった後も次が気になるし，過去作品も観たくなるはず。
ぜひ「LUPIN THE IIIRD」シリーズ観たことない人は観て欲しいし，TVシリーズしか知らない人も観て欲しい。
まとめ
「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」をまとめるならばスタイリッシュでクール！ぜひ劇場の大スクリーン，大音響で不二子の嘘にだまされてほしい。
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