映画「言の葉の庭」感想
恥ずかしながら俺は新海誠監督作品を観たことがなかった。
当然「君の名は。」も観てないし,「秒速5センチメートル」も観ていない。
流行りに乗るのが嫌いなあまのじゃくの性格なせいもあるし,絵のテイストが好きではなかったのもある。
Amazonプライムビデオで偶然オススメ作品として目についた「言の葉の庭」。
作品詳細をポチッとクリックすると,タイトルジャケットが鮮やかなグリーン一色でとても綺麗でつい観たくなってしまった。
映画「言の葉の庭」を観終わってすぐにこんなツイートをした。
新海誠監督の「言の葉の庭」Amazonプライムで鑑賞。
日曜日の朝から泣いてしまった。
病んでる人が観ると心に刺さる。
まさに俺のことなんだけど…。
グリーンがとてもいい色でMacBookProのRetinadisplayで鑑賞するのもオススメ。
— Mac好きな溶接工 (@kaisyabaibai) July 7, 2019
久しぶりに泣いた…。
おもしろくてあっという間の46分間だった。
日曜日の朝から40歳を過ぎた底辺溶接工の俺が部屋で一人「言の葉の庭」を観て泣いている光景は,側から見るとさぞかし恐怖だったろうとは思うが…。
早速,映画「言の葉の庭」を紹介していこう!
Amazonプライムビデオでプライム会員登録すれば「言の葉の庭」も30日間無料で楽しめるので良かったら楽しんでください。
「言の葉の庭」作品詳細
靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた。
制作スタッフ
- 監督・脚本・原作・絵コンテ・演出・撮影監督・色彩設計・編集 – 新海誠
- 作画監督・キャラクターデザイン – 土屋堅一
- 美術監督 – 滝口比呂志
- 音楽 – KASHIWA Daisuke(柏大輔)
- プロデューサー – 川口典孝
- 制作プロデューサー – 伊藤耕一郎、酒井雄一
- エンディング曲-歌:秦基博「Rain」
声優陣
- 秋月 孝雄(あきづき たかお)【タカオ】-声 – 入野自由 / 関根航(子供時代)
- 雪野 百香里(ゆきの ゆかり)【ユキノ】-声 – 花澤香菜
「言の葉の庭」の意味とは?
「言の葉の庭」ってすごく素敵な響。
ちなみに読み方は「ことのはのにわ」と読む。
でも意味はさっぱりわからん。
わかるわけないじゃん!
俺は工業高校卒業の底辺溶接工。グスン…。
ってことで調べてみた。
「言の葉の庭」を理解するには古今和歌集の序文を勉強する必要がある。
やまとうたは、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。
ー古今和歌集 仮名序より
現代語訳にすると
和歌は、人の心を種として、(葉っぱが生い茂るように)たくさんの言葉となったもの。
昔は,和歌のことを「ことのは」と言ったらしい。
「ことのは」が現代では「ことば」になった。
題名の「言の葉の庭」とは「和歌の庭」となる。
庭とは映画「言の葉の庭」では,新宿御苑のこと。
直訳すると「和歌の新宿御苑」って感じになる。
今はなんのこっちゃ??かもしれないが,これだけ理解していれば「言の葉の庭」本編できっと理解できるはず。
「言の葉の庭」感想・総合評価
総合評価
星は4つ。
Amazonプライムでの評価はそんなに高くなかったが,ダマされないで欲しい。
おもしろいから。
そこらへんの青春映画とは,ちょっと違う空気感でどこか懐かしくてどこか新しい。
雨の匂いまで伝わってくるような映画だった。
俺みたいに新海誠監督作品を「食わず嫌い」で,まだ観たことがない人はぜひ観て欲しい。
きっと評価が変わるから。
「言の葉の庭」のここが良かった!
「言の葉の庭」の良かった点を3つあげよう。
- グリーンの発色がとても綺麗
- 湿度感が伝わってくる
- 映像の切り取り方(構図)が写真みたい
グリーンの発色がとても綺麗
とにかく映画全編にわたってグリーンがとても綺麗。
鮮明で透明感があるグリーンで,主人公の心を表しているような気さえする。
あんなグリーンって自然界にはなさそうだけど違和感ない。
5月の新緑のイメージってこんな感じだからかな。
湿度感が伝わってくる
梅雨時期の湿度感にあわせて,主人公の心の湿度感みたいなものも一緒にすごく伝わってくる。
心のモヤモヤと雨。
リンクして一気にストーリーに入り込める。
雨の音もぜひヘッドホンやいい音響で聴いてほしい。
むっちゃ湿度あるから。
なんか好きな音の感じだった。
映像の切り取り方(構図)が写真みたい
前ボケや後ろボケがすごく効果的に使われている。
葉っぱにピントを合わせておいて後ろの人物をぼやっと写すとか,雨上がりのキラキラして感じとかまるで写真集を見ているみたいな映像。
一つ一つのカットがすごく絵になる。
芸術品みたいな映像でセリフも少なくて音を消しても観ていられる。
次のカットはどんな感じだろう?とつい気になって引き込まれてしまった。
「言の葉の庭」の印象に残ったセリフ・シーン
やはり最後のクライマックスのシーン。
秦基博の「Rain」の曲がまたいい。
最後はネタバレになるので書けないが泣いてしまった。
結構ベタな展開なのだが,純粋な気持ちが出ていて思わずグッときた。
これで泣かない人は結構ひねくれていると思います。
「言の葉の庭」はこんな人にオススメ!
- 新海誠監督作品を「食わず嫌い」な人
- 純粋な気持ちを忘れてる人
新海誠作品をまだ観たことない人にはぜひ観てほしい。
こんなにも手の込んだアニメはなかなか観れるもんじゃない。
きっといろんな作品を鑑賞したくなるはず。
また,学生の頃の気持ちを忘れている大人にもぜひ観てほしい。
あの頃の澄んだ気持ちや未来に対する不安や期待感が蘇ってくる。
ああ,俺もAVばっかり見ずに,こんな恋をしてみたかった…。
まとめ
新海誠作品を観てない人は損している。一作品でも観てから好きとか嫌いとか判断しよう。って俺のことなんだけど…。おもしろいのでぜひ!
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