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アーク溶接資格。N-2FとA-2Fどちらを取得するべきか?JIS溶接技能者。

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裏板なし(N-2F)と裏板あり(A-2F)

溶接工永遠のテーマ。

これはどっちもありっちゃあり。

 

最近の流行りはA-2F。

理由はアーク溶接で初層をすることが少ないから。

現場では初層Tig溶接で裏波を形成し,2層目以降をアークで溶接することが多い。

よってN-2Fを持っていてもアーク溶接で裏波の出番はほぼなし。

 

しかし熟練溶接工や現場監督は資格も熟知しており,

技量や知識,品質はN-2Fを取得している人に分があることがわかっている。

N-2Fは技量や知識、練習量がA-2Fより時間がかかる。

N-2Fは資格取得するまでに時間がかかる。

挫折する人が多い資格。

まずはこの資格を取得させる会社が多いみたい。

とりあえず取得するのにはそれなりのやる気がいる資格。

 

開先の調整や電流,溶接棒管理など色々覚えることや準備が必要なため

真剣に取り組むとかなり勉強になる資格。

 

逆に言えば真剣に取り組まないといつまでたっても裏波がでない。

溶接に必要なことは全部そろってる資格。

俺もこの資格でかなり鍛えられた。

N-2Fを合格できればあとの資格は案外簡単。

それぐらい難しい資格だ。

まずはA-2Fにて成功体験をさせるのもあり。

裏板なしの溶接のあとで裏板ありの溶接をすると気楽だ。

いきなり初層から高電流で炊けるし,シビアに開先の調整もいらない。

 

初心者はこの資格を取得し成功体験を積むといい。

現実的にこの資格で十分だし。

 

積層の注意点はN-2FもA-2Fも同じだから現場で困ることはない。

 

しかし発展性がない資格ともいえる。

A-2VやA-2Pにステップアップする人は少ないし,受験している人は少ない。

やはりパイプの場合N-2Pが断然多いし客先要望もN-2Pが多い。

まとめ

職業 溶接工ならN-2Fを取得するのをオススメする。

職業 鍛冶屋や配管屋など,なんでも自分でするならA-2F。

 

これは現場で感じたこと。

 

溶接屋は溶接でメシを食ってるのでこれぐらいの資格は当然持ってる。

鍛冶屋は他のことに時間を費やした方が

将来のためにも自分のためにもなるのでA-2Fで十分だ。

 

自分の立ち位置で必要な資格は変わる。

何に時間をかけ,何を売りにするのか?

 

自分で見極めていくと決断しやすい。

 

溶接屋は溶接をとったら何もないが鍛冶屋はいろんなことができる。

足場,合わせ,玉掛け,重機等。

現場では鍛冶屋のほうが重宝される。

その分全て中途半端になりやすい。

自分の適正をみて仕事を決めていこう。

 

物事には必ずメリットとデメリットが存在する。

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