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Tig溶接で配管溶接時タングステンは何を使えばいいのか?

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タングステンの種類は何使ってる?

タングステンにもいろいろあって初心者は何を使っていいのか,わからない。

俺も先輩の使ってる種類を何も考えずに使っていた。

トリウム入りタングステンだ。

しかし,ある原子力発電所へいってトリウム入りタングステンが規制がかかってると

聞いたときに,何も知識がないことに気づいた。

調べてみると単なるタングステンにも種類があることに気づいた。

今回は配管の溶接工である俺がいつも使用しているタングステンの紹介。

タングステンとは?

まずはタングステンとは?から

タングステンは金属の名前。
スウェーデン語で「重い石」を意味する金属らしい。
元素記号はW。

Tig溶接の電極に使われている金属。

理由は熱に強いこと。

タングステンが溶ける温度は3380℃。

ちなみに鉄は約1500℃で溶けるらしい。

Tig溶接で使われるタングステンの種類

2%セリウム入りタングステン

直流溶接に最適。交流溶接にも使用可能。低電流でのアークスタート性に優れ、電極消耗もトリウム入りタングステンに比べ少ない。(トリウム入りタングステンの代替品として)

炭素鋼、ステンレス鋼、ニッケル合金、チタン、銅、アルミニウム、マグネシウムなど。

キホン的に配管を溶接するときはこのタングステンを使っている。

トリウム入りのタングステンと比べるとアーク集中が悪く感じる。

時代の流れでほとんどの溶接工がコレ。

 

1.5%ランタニウム入りタングステン

直流溶接に最適。アークスタート性・安定性にとても優れ、電極消耗が最も少ない。(トリウム入りタングステンの代替品として)

これを使ってる溶接工をみたことないし使ったこともない。

若干セリウムタングステンより高いためかもしれない。

 

レア・アースタングステン

何種類もの酸化物を混合する事により、直流・交流溶接のどちらにも最も優れたアークスタート性・安定性を実現。

俺のオススメ!

一回使うともうレア・アースしか使えない。ぐらいアークが安定している。

消耗も少ないし集中性もある。

値段が高いのであまり使っている溶接工は少ないが俺はいつもコレ。

ぜひ1ケースでも使ってみてほしい。

 

純タングステン

交流溶接に適しています。

交流のTigはほとんど俺は使わない。

配管溶接では直流で溶接する。

よって間違えて買わないでね程度。

買うときはよくパッケージを確認。

なぜトリア入りタングステンは規制があるのか?

トリア入りタングステン線・棒は、核原料物質扱いとなる。但し、酸化トリウム濃度2.0% (71Bq/g) 以下のトリア入りタングステン線・棒に関しては、濃度規制は越えることが無く核原料物質に当たらない。

2%トリア入りタングステンは規制は対象外となる。しかし原子力発電所では,

原子力規制庁のトリア入りタングステンについての見解
「核燃料物質、核原料物質、原子炉及び放射線の定義に関する政令」によれば、核燃料物質の定義が、その第一条の三において、「トリウム及びその化合物」とされており、濃度の基準は定められていない、とする立場です。また、「使用施設等の位置、構造及び設備の基準に関する規則」について、原子力規制委員会は2013 年11 月、「使用施設等の位置、構造及び設備の基準に関する規則の解釈」を公布、翌12 月より施行しております。この中では、核燃料物質、核原料物質の使用施設等への要求事項がより詳細に、より厳しく解釈されており、その運用は従来よりも保守的になり、規制が強化されてきています。

つまり2%だろうが何%だろうがあやしいから規制したほうがいいのでは?

という考え。

ようするに責任は負えないよ。使いたければ個人の工場などで使ってね!って感じ。

ちなみに火力発電所ではたまにトリア入り使ってる職人はまだ存在する。

まとめ

俺のオススメタングステンはレア・アースタングステンだ。

セリウム入りタングステンがしっくりこない溶接工

トリウム入りタングステンを愛用している時代遅れな溶接工

はぜひ一度使ってみてほしい。

きっと良さを感じることができる。

溶接工も新しい知識を手に入れて改善していくことが求められる。

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