建設現場ではパワハラはなくならない
身も蓋もないことを言ってしまって申し訳ないが,建設現場ではパワハラはなくならない。最近ではむしろ【必要悪】とすら思っている。時代遅れの考えなのは十分に分かっている。しかしながら約20年建設現場で溶接工して働いていると「特定の奴」にはパワハラは有りなんじゃないかと思えてくる。
今回は,建設現場でのパワハラが【必要悪】な理由とパワハラの対象とならないためにはどうすればいいかを記事にしたい。
必要悪とは?
必要悪とは道徳的、法律的には悪いことであり社会的にマイナス効果があるが、それがなかった場合により大きなマイナスがある時に存在を肯定される悪のことである。 必要悪は法律で決まっていることもあるし、暗黙の了解で決まっていることもある。 悪人の開き直りにも使われることもある。 必要悪もまた悪であることを忘れてはいけない。
必要悪の例
ヤクザ
ヤクザ(暴力団)は、違法な行為やそれに準ずるような行為を繰り返す集団。
しかし、警察の介入できない事案の解決や、自国を海外マフィアから守るなどの観点から、部分的に認められるケースもある。
死刑制度
法律で「人を殺してはいけない」と言っておきながら、法により人を殺す死刑には矛盾がある。
しかし、現実に凶悪な犯罪は存在するため、その罪の償いや犯罪の抑制を考え一部の国で死刑制度は採用されている。
建設現場でパワハラが【必要悪】な理由
パワハラとは?
パワーハラスメントとは、社会的な地位の強い者による、「自らの権力や立場を利用した嫌がらせ」のことである。略称はパワハラ。地位や権力に対応したものではなくいじめに近い概念としての理解に変わってきた。加害者は名誉毀損、侮辱罪の刑事責任を問われる場合があり、民法の不法行為や労働契約違反も成立することがある。
パワハラは「特定の奴」には認めていいと思う。「特定の奴」にパワハラをすることによって現場の秩序も保たれる。ここではどんな奴にパワハラが有効なのか紹介したい。
品(ガラ)の悪い奴
建設現場作業員は給料が低い日雇いの作業者が多く存在している。給料が低い=品がないとはならないが,割合的に品が悪い奴が多い。平気で人のモノを盗んだり,嘘をついたり,つばを吐いたりする。
そういう奴に普通に話をしてもほとんどが上の空で,右から左に受け流す。でミスをしても悪びれずに平気で人のせいにしたりする。言うことを聞かすには,パワハラが一番だ。逆に言えば何かしらのペナルティがないと言うことを聞かない。
暴力的な態度の奴
自分の思い通りにいかないと後輩にあたったり,モノにあたったりして現場の雰囲気を壊す。そういう奴にはパワハラが有効。権力ある人や力がある人には手のひらを返したように態度が変わる。
自己承認欲求が強い奴
人の仕事でも自分がやったかのように説明し,自分はデキる!アピールする奴。どうしても知識や技術が浅いのがバレるし,見ていてもすぐに適当なことに気づく。自己承認欲求が強い奴はプライドも人一倍高いので,負けを認めない。そういう奴にはパワハラが有効。
ここで紹介した3つのタイプの人間はパワハラは平気でする。「目には目を」「毒には毒を」の理論でパワハラで言うことを聞かすしかないと思う。
建設現場でパワハラの対象とならないために
上であげた3タイプの人間はパワハラは平気でする。そういう奴から自分の身を守る必要がある。ここでは建設現場でパワハラの対象とならないためにはどうすればいいか紹介したい。
頭を鍛える
建設現場では逆算できる奴は一目置かれる。逆算とは工程や作業を終了の日から遡って考えられる能力のこと。これをできない奴が多すぎる。とにかく目先の作業で手一杯で工程を一切考えてない。
工程を考えるには頭が必要で想像力や経験が大きい。頭を鍛え建設現場で一目置かれる存在になればパワハラを受ける理由がなく快適に作業できる。
腕を上げる
作業の腕を上げるのはパワハラを受けないためには重要。誰よりも腕があればまず大丈夫。腕を上げるには時間がかかるがパワハラをして来る奴はそもそも腕がないので,練習すればすぐに追い抜くことができる。
体力・筋力をつける
筋肉は意外と重要で,強そうに見える=反撃されたら負けるという図式が働くので意外とパワハラは受けないことが多い。パワハラを受けるのは基本的に弱そうな奴。学校のイジメと同じ構図。体力・筋力をつけて相手をビビらせることも大事。
まとめ
建設現場ではパワハラはなくならない。が必要悪でもあり自分が受けないことが大事。基本的に仕事ができればパワハラは受けないし,する必要もない。
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