トラリピのシュミレーション機能で【複数通貨のロスカット値を把握】
単通貨運用(AUD/JPYだけ運用など)なら,こちらの記事【簡単!】トラリピ【ロスカット計算法】と【証拠金維持率の目安】でロスカットレートを把握!
単通貨運用なら「トラリピ運用試算表」でロスカットレートがわかるけど,複数通貨運用だとロスカットレートがわかりづらい…。
複数通貨のロスカットレートを知りたい。
トラリピのシュミレーション機能を使えば,複数通貨のロスカットレートを知ることができるよ!
簡単なので,ぜひ使ってね!
本記事の内容は以下の通り
・トラリピのシュミレーション機能で【複数通貨のロスカット値を把握】
この記事を書いている俺はトラリピ歴2年,運用資金700万円。
月で言えば「約2.0万円」トラリピで稼いでいる。
現在の運用通貨ペアは「豪ドル/円」・「NZドル/米ドル」・「豪ドル/NZドル」の3種類。
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本記事は,トラリピのシュミレーション機能で【複数通貨のロスカット値を把握】する方法の記事。
トラリピのシュミレーション機能とは?
マネースクエアのトラリピには,シュミレーションする機能が2種類ある。
- トラリピ運用試算表
- トラリピシュミレーション←複数通貨のロスカットレートを知れる
- トラリピ運用試算表・・・単通貨運用時やトラリピを始める時に,必要資金・ロスカットレート・トラップ本数などをシュミレーションできる機能。
- トラリピシュミレーション・・・レートを変更したら維持率はどうなるか、入出金したら維持率はどうなるか、複数通貨保有し暴落・暴騰したらどうなるかなどを簡単に把握できるツール。
トラリピ運用試算表の使い方については,こちらの記事【完全版】トラリピ運用試算表の使い方・見るべき3つのポイントで詳しく解説しているので,単通貨運用の方は参考にして欲しい。
本記事はトラリピシュミレーションで複数通貨のロスカットレートを知る方法なので,それに絞って解説していく。
トラリピのシュミレーションを使う注意点
※トラリピシュミレーションを使う上で注意点を把握しないと,間違ったリスク管理になるのでご一読ください。
トラリピシュミレーションを使うには前提条件がある。
- マネースクエアで口座開設してあること
- PC画面でしか使えないこと(スマホはダメ)
- 複数通貨運用の場合ロスカットレートは算出されず,維持率で確認すること
- 決済注文はシュミレーションに考慮されない(つまり,いつまでもポジションを持ち続ける)
①,②,③は理解できるが④が???って方は多いと思う。
俺も意味がわからず色々調べていたら,下記のような考え方らしい。
※わかりづらいので,じっくり読んでみて欲しい
例:リーマンショック級の暴落をシュミレーションする
3通貨を運用しており,USD/JPYは買いトラリピ(現在買いレンジ),CAD/JPYも買いトラリピ(現在買いレンジ),EUR/JPYは売りトラリピ(現在売りレンジ)のみ
USD/JPY 買い 暴落シュミレーション→シュミレーション成立
CAD/JPY 買い 暴落シュミレーション→シュミレーション成立
EUR/JPY 売り 暴落シュミレーション→「決済注文はシュミレーションに考慮されない」となり,売りをホールドしてしまい爆益になる(実際は利益金額で決済されていくのがトラリピなのでシュミレーションとして使えない)
売り買いが混在するトラリピ設定している場合,シュミレーションが機能しない。
つまり,暴落をシュミレーションするなら,買いトラリピレンジにいる通貨群だけでシュミレーションする必要があるってこと。
暴騰でも考え方は同じで,買いを保有してしまうのでシュミレーションにならない。
つまり,買いトラリピ群と売りトラリピ群を分けてシュミレーションする必要があり,後で自分で計算する必要がある。システムが改善されるまで待つしかない。
注意点を知ってトラリピシュミレーションを使おう!
トラリピのシュミレーション機能で【複数通貨のロスカット値を把握】
さて,いよいよ本題。
まずは口座にログインし,MENU画面へ。
ツールのシュミレーションをクリック。
トラリピシュミレーションツールの画面は4つの表示構成となっており,
- シュミレーション操作メニュー
- レート(上段:当初/下段:シミュレーション結果)
- ポジションサマリ
- 口座状況(上段:当初 / 下段:シミュレーション結果)
となっている。
シュミレーション操作メニューには,
- レートを変更してみる
- 入金・出金をしてみる
- ポジションを持ってみる
- ポジションを決済してみる
- 日数を進めてみる
- 指値・逆指値注文一覧をみる
- ポジション一覧をみる
と7つの操作メニューがある。
複数通貨のロスカットレートを知る時は,「シュミレーション操作メニュー」でレートを変更(暴落or暴騰)し,「レート」で確認,「ポジション」をチェック,「口座状況」で維持率を確認する。
では,実際に大暴落を想定しシュミレーションしてみよう!
※俺が今仕掛けている通貨ペアは「全て買いトラリピレンジのレート」のため,合わせてシュミレーションできる。
まずは,「レートを変更してみる」でトラリピを仕掛けている最安値を入力する。
トラリピ運用通貨 | 想定最安値 |
AUD/JPY | 55.00 |
AUD/NZD | 1.000 |
NZD/USD | 0.500 |
レートとポジションを確認し,維持率がどうなってるか確認する。
ロスカットになるのは維持率が100%をきった時なので,見事にロスカットとなってしまった。
2020.9.26にAUD/NZDの運用を「追加資金なし」で始めたのが影響した。
では,ロスカットレートを知るには?
維持率を100%以上にすればいいので,
- レートを上げていくか
- 資金を追加するか
の2つの選択肢が浮かび上がる。
まずは,資金を投入してみよう!
「入金・出金をしてみる」で徐々に入金をしていきながら維持率を確認する。
70万の追加資金を投入すれば,100%になることがわかった。
つまり,ロスカットレートは70万円追加しAUD/JPY=55円,AUD/NZD=1.000,NZD/USD=0.500となる。
では,次はレートを変更し維持率を100%になるように調整しよう。
レートはコロナショック時の最安値としてみる。
トラリピ運用通貨 | コロナショック最安値 |
AUD/JPY | 59.815 |
AUD/NZD | 0.99960 |
NZD/USD | 0.54579 |
維持率は205%でなんとかコロナショックがもう一回来ても耐えられることがわかった。
あとは100%になるまで,各通貨の数字をいじってみて試していくだけ。
で実際レートを追い込んでみた所,
トラリピ運用通貨 | ロスカットレート |
AUD/JPY | 56.815 |
AUD/NZD | 0.98960 |
NZD/USD | 0.51579 |
でギリギリ107%。
今の口座状況でのロスカットレートが出たことになる。
各通貨のレートはいろいろなパターンで複数試すことが重要。
ここでのシュミレーション結果は一直線に最安値までいく仮定だが,実際相場は上下動を繰り返し最安値を目指すはず。
なので,利益が積み重なって追加資金は必要ない場合やロスカットレートがもっとさがる場合が想定できることを頭に入れておこう。
トラリピはロスカットレート管理が命!
トラリピはレンジ相場を売ったり買ったりしていく手法なので,ロスカットだけは避けなければならない。
レンジ相場の通貨さえ選べば,待っていればそのうち回復し利益を積み重ねる。
要するに,ロスカットさえ避ければ必ず勝利できる!
リスク管理さえしておけば,乱高下の相場は儲けのチャンス。
実は,俺もコロナショックではかなり儲けることができた。
ごちそうさまです😊 pic.twitter.com/eJq4MpIMXw
— Mac好きな溶接工@職人の概念をぶっ壊す! (@kaisyabaibai) August 28, 2020
あらかじめロスカットレートを知ることでリスクを管理し,〇〇ショックで爆益につなげる。
この黄金パターンを確実にするために,ロスカットレートを知ろう!
トラリピのシュミレーション機能で【複数通貨のロスカット値を把握】:まとめ
トラリピの複数通貨運用でもロスカットレートはシュミレーションで知ることができる。
使用上の注意点を理解し使えば,利益の確率を確実に増やしてくれる。
トラリピシュミレーションで未来を把握し,リスク管理を行おう!
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