溶接

配管を溶接する時に黒皮を研磨する3つの理由。

黒皮って何?

まずは黒皮ってそもそも何か?

熱間圧延鋼板や型鋼などの鉄鋼材料の表面を覆っている酸化皮膜の事です。鉄鋼メーカーではスラブと呼ばれる鉄鋼の塊を引き伸ばすため、熱間圧延という加工がされます。これによって鉄鋼が真っ赤に焼けた状態で空気中に晒され続けた結果、鉄鋼表面に黒ずんだ酸化鉄が発生します。これを黒皮と呼んでいます。転じて、切削加工のされていない金属材料の表面を総じて黒皮と呼ぶこともあります。

製造過程で熱間圧延工法で製作する時にどうしてもできてしまう。

別名ミルスケールともいう。

黒皮は,素地の表面にしか形成されず,錆びからある程度母材を守る役割もある。

黒皮が無い状態の素地で購入することもできるが,大抵は黒皮付きで購入する。

理由は安いから。

溶接する箇所だけ磨きをいれて使用する。

溶接する箇所は黒皮を磨いて除去する3つの理由

黒皮がついたまま溶接すると何が悪いのか?

まずはキホン的なことだが,溶接施工上の注意として

溶接を行おうとする部分には、

溶接に有害な黒皮、さび、塗料、油等があってはならない。

決まっている。

有害な黒皮。。。って黒皮は全部溶接には有害。

有害じゃない黒皮なんてない。

黒皮であろうが何であろうが
母材との間にものがあってはならないと言う意味でとらえてほしい。

 

黒皮を除去する理由の2つ目

黒皮を除去せず溶接すると溶接時に黒皮を巻き込んで

ピットやブローホールの原因になる。

配管溶接でレントゲン検査を受け不合格になる場合が大抵ブローホールだ。

そのブローホールの発生原因のリスクを可能なかぎり黒皮を除去することで低くしたい。

 

黒皮を除去する理由3つ目

そもそもTig溶接で黒皮が残っていると溶接ができない。

配管溶接はTig溶接で行うことが多いが,実際黒皮が溶接時に湧いて溶接できない。

めんどくさいが黒皮は落とそう。

黒皮を磨く時の注意点

まずは磨き範囲

開先の肩の部分から最低でも約20mmは磨きたい。

これは溶接していると黒皮が溶け出して溶接部に入ってくるのを避けるため。

 

磨き程度が難しく必ず素地はだしたいが,磨きすぎによる肉厚低下は避けたい。

なのでグラインダーの刃の選定は慎重に行うことが必要。

俺はいつも黒皮除去に3M社のベベルブラックを使用している。

発電所の配管は肉厚管理がきびしいため0.1mm単位でチェックされる。

間違ってもいわゆる厚刃では磨かないでほしい。絶対に削りすぎになる。

溶接は段取りが大事

溶接は段取りで決まる。

これは間違いない。

約20年間現場作業に従事してきたから言えるが,段取りで仕事は決まる。

黒皮一つとっても考えてる会社と考えてない会社では仕事のスピードが全然違う。

若いうちは黒皮を取ることが多いと思うが丁寧に黒皮をとってほしい。

結果溶接時の効率があがり手直しの時間が少なく済む。

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