そもそもアルゴンって何?
ブログをしていると,
いかに自分が何も知らないかがわかる。
Tig溶接について調べている時に,ふと
アルゴンのこともよく知らないなと思い,
色々調べてみた。
溶接工がアルゴンのことを知らなくてもいいかもしれないが,
知識は意外なところで役に立つ。
飲み会の席かもしれないし,休憩の場かもしれないし,
作業そのもので役に立つこともある。
今回はアルゴンについてまとめてみた。
アルゴンの基礎知識。
アルゴン(英: argon)は原子番号 18 の元素で、元素記号は Ar である。原子量は 39.95。周期表において第18族元素(希ガス)かつ第3周期元素に属す。
原子記号なつかしいーー。
「すいへいりーべー」って覚えたやつ。
アルゴンは元素。
空気の成分の割合
アルゴンは地球大気中に窒素・酸素に次いで3番目に多く含まれている気体で、その容量パーセント濃度は0.93%である。
二酸化炭素よりもアルゴンの割合が多い。
これは意外だった。
アルゴンの語源
「アルゴン」という名はギリシャ語で「怠惰な」「不活発な」を意味する「αργον」(アルゴス)という単語に由来する。
アルゴンは化学反応をほとんどおこさない。
何もおこらないって意味でアルゴンって名前になった。
あとは,
無色・無味・無臭。
空気より重い。
不燃性。
アルゴンの作り方。
深冷空気分離法により作られる。
アルゴンは、空気をマイナス200℃近い極低温まで冷却し、空気の主成分である窒素、酸素との沸点の差を利用して採り出すことができるため、「空気分離ガス」と呼ばれている。アルゴンは空気中にわずかしか含まれていないため、一般的には大型装置で酸素や窒素を製造する際に、アルゴンを併産することになる。
難しい化学反応で作られてると思いきや,
ガス(空気)を圧縮し,冷却することによって
酸素,窒素,アルゴンを分離させ取り出してる。
これが一番安全で,効率がいいアルゴンの作り方らしい。
アルゴンボンベ1本(7㎥)でどれぐらいの時間使えるのか?
1本は約7㎥のアルゴンガスが入っている。
7㎥=7000ℓ
1分間に10ℓ流すとすると
7000ℓ➗10ℓ/分=700分
700分➗60分≠約12時間
溶接し続けて1日半(作業時間を8時間として)。
いろいろなロスタイムをみて2日に1本の割合。
アルゴンガスは高価(約1本1万円)なのでガス流量も,
管理する必要がある。
アルゴンボンベの刻印。
アルゴンボンベをまじまじ見ると
いろんな刻印がある。
- 容器所有者記号(例:H071)
- 充填ガスの種類(例:N2、O2、Ar、CO2等)
- 容器記号番号(例:ABC23456)
- 内容積(V:単位リットル)
- 容器重量(W:単位キログラム)(弁、キャップを含まない)
- 耐圧試験圧力(TP:単位MPa(g))
- 最高充填圧力(FP:単位MPa(g))
たまには暇な時にでもみてみてほしい。
情報がいっぱい刻印されている。
まとめ
ネットの情報をまとめてみた。
アルゴンでも深く知るともっと知りたくなり
いろいろ調べていたらまとめるのに,
時間がかかってしまった。
理想は知識豊富な腕がいい溶接工。
ちょっとでも近づけた気がする。
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