【書評】知の整理術 ブロガー必須のアウトプット技術がサクッとに学べる良書
人より根性や体力がない。
勉強(インプット・アウトプット)の仕方がわからない。
がんばらなくても「知の整理術」のテクニックでなんとかなるよ!
著書であるpha(ファ)さんは京都大学総合人間学部を卒業後,就職するが退職し毎日ふらふら暮らす「ブロガー・作家」。
現在は主にブログ(pha22.net)の収入で生計を立てており,元「日本一有名なニート」という呼ばれ方でも知られる人。
自分が人より根性や体力がないのには自信がある。〜中略〜うまくいった理由はたぶん,「人より我慢強さがないからこそ,しんどいことを避けてうまくやるやり方を知っていた」から。
というpha(ファ)さん。
そんなpha(ファ)さんが「知の整理術」を教えてくれる本書。
「勉強の3つの軸・知の整理術4大メソッド・インプットの技術・アウトプットの技術」など京大出身の秀才で元ニートが,どのようにして勉強すればいいか具体的かつ気楽に勉強の技術を伝授してくれる。
溶接工ブロガーの俺にむちゃくちゃ参考になったので紹介したいと思う。
文庫本で買い机の上などすぐ手に取れる場所に常備しておくことをおすすめする。
知の整理術 内容紹介・総合評価
知の整理術 内容紹介
超・面倒くさがりやの著者が「京大現役合格」「人気ブログ運営」「シェアハウス運営」をやってのけた、ゆるく続けられる独学勉強法!
人より根性や体力がない。決して勤勉でもない。そんな著者が、「京都大学現役合格」「人気ブログ化成功」「シェアハウス運営」を達成できたのは、“しんどいことを避けて、勉強を楽しむ方法を身につけた”から。2種類のアウトプットで内容を定着させる。暗記は「牛の消化」みたいに覚える。スケジュール設定は3つに区切るとダレにくい…。がんばらずになんとなくうまくいく、最高の学び方!
著者のpha(ファ)さんが実践しているインプット法・アウトプット法を教えてくれる。
具体的でわかりやすい言葉で書かれており,すぐに実践できる方法ばかり。
頭のいい人の考え方ってこうなのね…。と妙に納得してしまった。
知の整理術 総合評価
星は4つ。
・新しい勉強方法ではないこと。
・ブロガーにはアウトプット技術がものすごく勉強になること。
・テクニックは努力を凌駕すること。
・勉強する際に大事なことがわかること。
以上の4点から星は4つとした。
新しい勉強方法・技術ではないが,どんな読者でもわかりやすい言葉で書かれており,溶接工ブロガーの俺には「第2章のアウトプット技術」がものすごく勉強になった。
著者のpha(ファ)さんが本の冒頭で書いている通り,
この本で伝えたいことはただ一つ。
一生懸命がんばっているやつよりも,なんとなく楽しみながらやっているやつのほうが強い
という勉強をする際に一番大事なこともわかる。
超めんどくさがりやが編み出した,しんどくならない勉強のアイデアを知りたければ,「知の整理術」はおすすめ。
知の整理術のここが良かった!
知の整理術の良かった点は,
- 休むことの大切さ
- ブログ・Twitterに必要なアウトプット技術を知れる
- 勉強はテクニックである
休むことの大切さ
知の整理術には「休む」ことの大切さが何回も出てくる。
これは著者pha(ファ)さんがめんどくさがりやということもあるが,ちゃんと科学的根拠もある。
レミニセンス効果と言い,
情報を記憶した直後より一定時間たってからの方が記憶をよく思い出せる現象のこと。
一般的に記憶は時間が経てばたつほど薄れていくと思われがちだが、実は一定時間をおいた方が、整理されてパフォーマンスが向上する。
寝た後だと意外に記憶が定着していたり,整理されていたりするのはレミニセンス効果のため。
本書では3B(寝る,風呂,歩く/移動する)の3つが紹介されている。
記憶は一度チーズやワインのように熟成させるのが吉。
ブログ・Twitterに必要なアウトプット技術を知れる
本書「知の整理術」で一番勉強になったのはアウトプット技術の章。
3つの技術が紹介されている。
- ネット活用術・・・ブログ・Twitter(軽いアウトプット)
- 紙とノート活用術・・・仕事や作品(重いアウトプット)
- さらに磨くテクニック集・・・5つのテクニック
どれも具体的ですぐに実勢できるアイデアばかりで,早速ブログ運営に取り入れたいと思う。
特に「紙とノート活用術」は,文章の構成方法をわかりやすく説明してくれており,ものすごく勉強になった。
勉強はテクニックである
頭のいい人は勉強をテクニックとして見ており,才能は関係ないということが本書でよくわかる。
底辺工業高校卒業の俺は時間を巻き戻し,中学校の俺にこの本を読ませたい気分だ。
勉強に大事な3つのメソッド,
- 習慣の力
- ゲーム感覚
- 楽しいことだけをやる
を中学校の俺に教えてあげたい。
知の整理術で印象に残ったこと
知の整理術にはコラムというおまけみたいな読み物(コラム)が3つあり,その中のコラム2「僕がどうやって書くかについて」がおもしろかった。
「僕がどうやって書くかについて」のコラム2がおもしろかった!
著者pha(ファ)さんが,いつもどうやってブログや本を執筆しているかについて書いてあるコラム。
近所のカフェに行って作業するらしいのだが,
飲み物(と,たまに軽食)を頼んで席につく。
最初の20分ぐらいは,あまり落ち着かないのでだらだらとネットを見たり,本や雑誌を見たりして過ごす。20分ぐらい経つと,だんだんお尻が椅子に馴染んでくるので,そこから作業を始める。
職業(ブロガー・作家)でもこんな感じなんだな…とホッとした。
いきなりバーーーと書いているわけではないのだ。
知の整理術はこんな人におすすめ!
- ブログやTwitterなどで文を書くことがある人
- 頭のいい人が実践している勉強のテクニックが知りたい人
におすすめしたい。
本書を読めば,もっと気楽に楽しんで勉強することができるようになるだろう。
人より根性や体力がなく,すぐに休んでばかりのダメ人間にこそ読んで欲しい一冊。
目から鱗の勉強がたくさん紹介されており,どれか一つは役に立つだろう。
知の整理術:まとめ
一生懸命がんばっているやつよりも,なんとなく楽しみながらやっているやつのほうが強い。
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