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【書評】ウォッチメイカー【あなたは必ず騙される!どんでん返し】

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【書評】ウォッチメイカー【あなたは必ず騙される!どんでん返し】

 

 

溶接工
溶接工

ジェフリー・ディーバーのウォッチメイカーの【ネタバレなし】感想記事。

結論:おもしろかった!おもしろすぎて2回も居留守してしまった…。魅力語るね!

 

ジェフリー・ディーバーの「ウォッチメイカー」は,2008年度の『このミステリーがすごい』の海外部門で第1位になった作品。

 

読んでそれも納得。

 

だって,どん返しだらけのストーリー展開に全く退屈しないから。

読んでる最中は,「えっ!?」とか「うぬぬ…」とか「はーーー」と唸ってばかりいた。

擬音ばかりで申し訳ないが,読めばきっとわかってもらえる。

 

溶接工
溶接工

凄い…凄すぎるよ…ジェフリー…。

 

親方
親方

お前誰やねん…。

 

本記事は,極上のミステリー小説の世界に現実世界を忘れ,ずっと浸っていたい…と思わせる作品「ウォッチメイカー」の感想記事。

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ウォッチメイカー あらすじ・著者紹介

あらすじ

“ウォッチメイカー”と名乗る殺人者あらわる。手口は残忍で、いずれの現場にもアンティークの時計が残されていた。やがて犯人が同じ時計を10個買っていることが判明。被害者候補はあと8人いる――! “人間嘘発見器”こと尋問の天才キャサリン・ダンス捜査官とともに、リンカーン・ライムはウォッチメイカー阻止に奔走する。2007年度のミステリ各賞を総なめにしたジェフリー・ディーヴァーの代表作。【リンカーン・ライムシリーズ第7作】

四肢麻痺の犯罪学者ライムが連続殺人犯を追うストーリー。

天才vs天才の対決で,どちらが勝つのか最後の1行までハラハラ。

 

どん返しだらけのストーリで,決して退屈しない。

機械式腕時計の内部構造のような,ストーリの組み立て方に鳥肌立つこと必須。

 

ミステリ三冠達成は伊達じゃない!(このミス1位、週刊文春ミステリー1位、日本冒険小説協会大賞〈海外部門〉)

 

著者紹介

※写真はhttps://gendai.ismedia.jp/articles/-/46464より引用。

ミズーリ大学においてジャーナリズムで学士号を取得後、雑誌記者となるものの、仕事上の必要性からフォーダム大学のロースクールへ入学する。卒業後は、ウォール・ストリートの大手法律事務所で弁護士として勤務する。その長い通勤時間中、自分の好きなサスペンス小説を書き始め、1990年、40歳の時、専業作家となる。

 

著者のジェフリー・ディーバーは,別名「どんでん返しの魔術師」の異名を取るほど発売する作品全てにおいて評価が高い。

その中でも,ディーバーファンから最高傑作と言われているのが「ウォッチメイカー」となる。

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ウォッチメイカーのここが良かった!

ウォッチメイカーの良かった点3つ

  1. どんでん返しのストーリー
  2. キャサリン・ダンス(メンタリスト)が魅力的
  3. 読後2巡目にオープニングのカッコよさがわかる

 

1.どんでん返しのストーリー

これから,ウォッチメイカーを読む人に言っておく。

 

必ず5回以上は騙される…と。

そして,おもしろい映画を見たときのように感想を共有したくなるはず。

 

普通,どんでん返しって最後がセオリー。

しかし,ウォッチメイカーはそうじゃない。

ストーリーの序盤・中盤・終盤に「あっ!?マジで…」って感じで騙される。

 

それが,楽しくておもしろくて,読む手が止まらない。

 

どんでん返しが何回もあることによって,読み進めるうちに集中力が高まっていく。

まさに,没入感。

 

ページをめくるたびに,ウォッチメイカーの世界に吸い込まれる感覚をぜひ味わって欲しい。

 

2.キャサリン・ダンス(メンタリスト)が魅力的

尋問専門捜査官のキャサリン・ダンスが魅力的。

ダンスは女性でいわゆる,メンタリスト。

被尋問者の言葉・仕草・動作などから,嘘を暴いていき真実を解明する。

 

一見何の変哲もない質問から被尋問者の嘘を見抜いていく様は,まるでシャーロック・ホームズ。

リンカーン・ライムがポアロなら,キャサリン・ダンスはホームズ。

一つの物語に天才捜査官が2人いる贅沢さを味わえるのは「ウォッチメイカー」だけ。

 

ぜひ,キャサリン・ダンスのメンタリズムを堪能して欲しい。

 

3.読後2巡目にオープニングのカッコよさがわかる

ウォッチメイカーの魅力は「2巡目」にこそある。

2巡目とは,読後もう一度読み直すこと。

読み直すことによって,自分の「見落とし」・「騙された場所」・「細部のディテール」が明らかになる。

 

読後にオープニングの章の「1」を読むと,そのカッコよさに痺れるはず。

「死ぬのにどれぐらいかかった?」

から始まる殺人者と共犯者の会話。

1巡目と2巡目では,全く捉え方が変わるオープニング。

 

読者の大半が2巡目のオープニングに,これから始まる物語のエッセンスがふんだんに含まれていることがわかり鳥肌立つこと必須。

まるでミュージックビデオを見ているみたいに,ウォッチメイカーのオープニングはむっちゃカッコいい。

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ウォッチメイカーの印象に残ったシーン・セリフ

本編の面白さは当然として,巻末の「解説」が熱い

 

解説はアタック25の名司会でも同じみ,俳優の児玉清さん。

児玉清さんは,かなり読書愛好家で大のジェフリー・ディーバーファン。

講演会やインタビューなどでも,おすすめ小説に必ず「ウォッチメイカー」を推している。

 

作品に対する思い入れが熱すぎて「解説」でも異例の長さを誇っている(笑)

その解説の中で,児玉清さんが上げた「ウォッチメイカー」のおもしろさを紹介すると,

  1. 悪人たちの人物造形の見事さ
  2. 四肢麻痺捜査官リンカーン・ライムが魅力
  3. ストーリーが秀逸
  4. 捜査チームのメンバーが魅力的
  5. 犯人の専門知識の凄さ
  6. 翻訳の見事さ

の6項目。

この6項目を熱くおもしろく語ってくれる「解説」は一読の価値はあり。

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ウォッチメイカーはこんな人におすすめ!

  1. 徹夜する覚悟のある人
  2. ストーリーに翻弄されたい人

 

2007年発売の小説が未だに色あせず「ディーバー最高傑作」と呼ばれているには,やはり理由がある。

推理小説好き・サスペンス好きなら絶対にハマること確定。

ちなみに,ジェフリー・ディーバー作品全て読みたくなることも確定する。

 

どんでん返しにつぐどんでん返しを読みたいなら「ウォッチメイカー」を激推しする。

【書評】ウォッチメイカー:まとめ

まとめ

ジェフリー・ディーバーのウォッチメイカーは名作。

何度も騙され,読後の爽快感は他に類を見ない。

まさに,このミステリーがすごい!!

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