人生・友達・時間について考えさせられる映画
映画界の重鎮レッドフォード(79)がヨロリと川に落ち、熊に吠えと、老体に鞭打って笑わせるとは…。役者バカでいてくれてありがとう!
落合有紀(映画ライター)
今回紹介する映画「ロングトレイル」は,映画界の重鎮ロバート・レッドフォード(79)がセミリタイア中の紀行作家を演じ,刺激のない毎日を送るなか,ふとしたことで3500kmあるロングトレイルに挑戦するロードムービー。
アクションやサスペンス映画以外で面白そうな映画ないかなーと探していたら,Amazonプライムのおすすめ映画に上がってきていたので観てみることに。
映画「ロングトレイル」の予告編はコチラ
映画「ロングトレイル」を観終わったあとこんなツイートをした。
Amazonプライムで映画「ロングトレイル」鑑賞。
人生・友達・時間について考えさせられる映画だった。
二人の定年を迎えた老人が3000km以上あるロングトレイルに挑戦するというロードムービーだが,道中に起こる様々出来事が人生の山谷を表していて感動。https://t.co/gkspgrNUbC
— Mac好きな溶接工@職人の概念をぶっ壊す! (@kaisyabaibai) January 26, 2020
期待以上の(と言うと怒られるが)おもしろさだった。
ビル(ロバート・レッドフォード)とカッツ(ニックノルディ)の漫才のような掛け合い。
ロングトレイルを人生ととらえ,「どうなるかわからないけどベストを尽くす姿勢」。
挑戦という行動は何歳になってもワクワクすること。
つい2人のロングトレイル成功を祈っているうちに観終わってしまった。
映画「ロングトレイル」は平凡な毎日にちょっと刺激が欲しい40歳代〜に観て欲しい。
今歩いている道(人生)で満足してますか??
映画「ロングトレイル」はAmazonプライム会員なら無料で鑑賞することができるので興味があれば楽しんで欲しい。
プライム会員じゃなくても30日間は無料!
映画「ロングトレイル」総合評価・あらすじ
総合評価
星は3.5。
残念な点は2点ある。
- ビルとカッツにもっと感情移入できるぐらいのストーリーが欲しかった点。
- ロングトレイルのアパラチアントレイルのもっといい景色や見所を紹介して欲しかった点。
なぜビルとカッツは酒で喧嘩したのか?とか2人は喧嘩別れした後どういう人生を歩んできたのか?とかもっと2人の人物像を掘り下げて欲しかった。
ロングトレイルのアパラチアントレイルもコース紹介みたいな感じで説明があると良いと思った。
しかし残念な点を吹き飛ばすほどに,ビルとカッツの掛け合いがおもしろく映画自体は楽しめた。
人生とは何か?友情とは何か?時間が有限であることなど深く考えさせられる出来事が起こり最後まで飽きることなく観ることができた。
金曜日や土曜日の夜にこの映画を観れば,休みの日に何か行動したくなる,そんな映画。
あらすじ
旅行記のベストセラー作家ビル・ブライソン(ロバート・レッドフォード)は、家族と共にセミリタイア生活を送っている。ありふれた日常が続き、「なんだか物足りない…」と感じていた彼は、家の近くを通る3,500kmの自然歩道「アパラチアン・トレイル」の踏破を決意。旅のパートナーを募る中、やってきたのは破天荒すぎる旧友スティーヴン・カッツ(ニック・ノルティ)。期待と不安を胸に出発した二人に、大自然の脅威と体力の衰えという現実が立ちはだかる。波乱の冒険は、やがて、思いがけない“心の旅”へと進路を変えていく…。
なんだか物足りない…こんな想いっていつもあるような気がする。
映画「ロングトレイル」を観たら何かに挑戦したくなった。
映画「ロングトレイル」のここが良かった!
映画「ロングトレイル」の良いなと思った点を3つ挙げるならば,
- いくつになっても挑戦するところ
- 人生の時間を使って何をするか?を考えさせられるところ
- 文明生活のありがたさを感じ取れるところ
いくつになっても挑戦するところ
お金もあり家庭も円満…だけど満たされない。
何か物足りない…で3500kmのアパラチアントレイルへ行こう!と思い立ちすぐに行動する勇気はマジで尊敬する。
アパラチアントレイルについてちょっと調べたらとんでもなかった。
こんなもん素人の60歳2人が挑戦するのはかなり無鉄砲。
総距離 | 最高高度 | 所要時間 | 踏破率 |
3,498km | 2,025m | 5〜7ヶ月 | 約20% |
この映画「ロングトレイル」では途中リタイアとなっているが,製作者が言いたいのは踏破が大事ではなく,挑戦することが大事だよってことだろう。
いくつになっても挑戦すること。
若いうちから毎日を悔いなく一生懸命生きること。
映画「ロングトレイル」を観るとそんな気分になる。
人生の時間を使って何をするか?を考えさせられるところ
ビル(ロバート・レッドフォード)はアパラチアントレイルへ挑戦することによって,友情と愛情を手に入れた。
カッツ(ニック・ノルディ)も好きな酒を断ち新しい生活を手に入れた。
挑戦することによって得られるものは大なり小なり何かある。
人生の限りある時間を使って何に挑戦するか?
問われているようで観た後も不思議な余韻が残る映画だった。
文明生活のありがたさを感じ取れるところ
俺も趣味で山登りをしているが,何ヶ月間も山の中だとウンザリするだろう。
やっぱりフカフカの布団がいいし,綺麗な女性とも遊びたい。
本編でモーテルで泊まり布団に倒れ込むシーンがあるが気持ちがわかる。
たまに行く自然がいいのであって常に自然はやっぱり大変。
そんな当たり前のことも忘れるぐらい忙しい毎日を過ごしている現代人こそ観て欲しい映画。
恵まれていることを感謝して日々生きることの大事さが映画「ロングトレイル」を観ると痛感する。
映画「ロングトレイル」の印象に残ったシーン
俺が映画「ロングトレイル」を観て一番印象に残ったシーンは,道を踏み外し崖に転落し助け出されたビルとカッツがとぼとぼ歩き「スティーブン,家に帰りたい?」と聞いてカッツが「マジで帰りたい」と言ったシーン。
このままアパラチアントレイルを踏破するのかと思いきやリタイアする。
完走してお涙頂戴じゃないところが気に入った。
挑戦することに意味がある。
満足感が得られれば次につながる。
人生の教訓がいっぱい詰まった映画だった。
映画「ロングトレイル」はこんな人にオススメ!
映画「ロングトレイル」をオススメする人は,
- 何かに挑戦したいけど悩んでる人
- 現状に満たされない感がある人
- 笑いあり涙ありのロードムービーが好きな人
かな。
上記の人にはきっと刺さるはず。
がっつりのトレッキングムービーでは無いのでその点は注意が必要。
Amazonプライムでの無料視聴期間もいつまでかはわからないのでBlu-rayとして家に置いておくのもいい。
映画「ロングトレイル」まとめ
映画「ロングトレイル」は,人生・友達・時間の大切さを教えてくれる映画。
金曜日・土曜日の夜に観ることをオススメする。
何か新しいことに挑戦したくなるはずだから。
ロバート・レッドフォードの代表作はコチラ明日に向かって撃て!
ニック・ノルディの代表作はコチラケープフィアー
映画「ロングトレイル」はAmazonプライム会員なら無料で鑑賞することができるので興味があれば楽しんで欲しい。
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